血圧が平均値でも油断大敵!健康と血液に関する正しい知識

血圧が平均値でも油断大敵!健康と血液に関する正しい知識

血液で健康状態を知る目安として、一番身近に測られているのが血圧です。血圧が高い状態が続くと、心筋梗塞や脳卒中などといった生活習慣病を引き起こす原因となってしまいます。

日本の65歳以上の高齢者にかかる医療費の30%以上が、高血圧やそれによって引き起こされた病気によるものであるという事実を見ても、血圧で自分の健康状態を把握することはとても大切なことだということが分かります。ですが、血圧が平均でも、血圧だけが健康のバロメーターになるわけではありません。

血液は、採血してその成分を調べることによって、その人の身体の健康状態を知ることができます。

献血をした時に調べてもらえる血液検査の項目を中心に、一般的な血液検査の項目を見ていきましょう。検査項目をみた時に、それが何を示しているのか分かっていることで、自分の身体の状態をしっかりと把握することができます。

 

血圧が平均値でも油断大敵!
健康と血液に関する正しい知識

 

肝機能が正常か確かめましょう

検査項目名「ALT(GPT)」急性肝炎で強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝でも上昇します。

検査項目名「AST(GOT)」心筋梗塞、急性肝炎、アルコール性肝障害で上昇します。運動後に一過性で上昇することもあります。

検査項目名「γ-GTP」閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害で上昇します。長期飲酒者も上昇することがあります。

これらの検査で、肝臓の機能の状態を知る事ができますので、基準値を超えている場合は注意が必要です。

 

病気の可能性が無いかを確かめましょう

検査項目名「アルブミン(ALB)」血清たん白の半分以上を占めているアルブミンは、病気等によって身体の栄養状態が悪くなった場合に減少するため、健康状態の大きな判断材料となります。

検査項目名「アルブミン対グロブリン比(A/G比)」血清たん白は、アルブミンとグロブリンに分けられ、比率は一定の範囲内にあるのが健康な事態ですが、病気にかかっているなどすると、その比率が変化します。

これらの検査で、身体の健康状態が分かります。基準値を超えている場合は、病気などの疑いがあります。

 

動脈硬化を防ぎましょう

検査項目名「総コレステロール」コレステロール値が高いと、動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞といった病気を引き起こす可能性があります。

検査項目名「HDL-C(HDL-コレステロール)」善玉コレステロールと呼ばれるコレステロールで、HDLコレステロールが高い人は、動脈硬化が引き起こす心筋梗塞や脳梗塞が起きにくい傾向があります。

検査項目名「LDL-C(LDL-コレステロール)」悪玉コレステロールと呼ばれるコレステロールで、LDL-コレステロールが基準値より高い人は、動脈硬化に気をつけましょう。

 

貧血を防ぎましょう

検査項目名「赤血球数(RBC)」赤血球は酸素を運搬しています。

検査項目名「ヘモグロビン量(Hb)」ヘモグロビンは赤血球の働きの中心となっています。

検査項目名「ヘマクトリット値(Ht)」ヘマクトリット値は、血液に対する赤血球の割合を示したものです。

これらの検査で、貧血の有無がわかります。一般的によく知られているヘモグロビン量は、女性の場合は11.2~14.9g dLと言われています。女性は特に貧血になりやすいので、これらの検査項目に注意してみるようにしましょう。

 

貧血の種類を確認します

検査項目名「平均赤血球容積(MCV)」赤血球の大きさを示したものです。

検査項目名「平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)」赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均値で示したものです。

検査項目名「平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)」赤血球に対するヘモグロビン量を%で示したものです。

これらの検査で、貧血の種類を調べることができます。女性の場合は貧血の人も多いため、貧血であるということが分かったら、その貧血が心配のない種類の貧血であるかどうかの判断をすることができます。

 

細菌感染症の有無を確かめましょう

検査項目名「白血球数(WBC)」白血球は、体外から侵入した細菌などを攻撃し、それによって免疫機能を発現する、生命を維持するのに大切な役割を果たしている血液細胞です。

白血球数を調べることで、免疫システムが正常に機能しているかを知ることができます。白血球数が高い時は、怪我の他、炎症性疾患が疑われます。また、白血球数が少ない時は、再生不良性貧血、急性白血病、一部の白血病、膠原病、肝硬変、ウイルス感染などが疑われます。

 

糖尿病を防ぎましょう

検査項目名「グルコアルブミン」過去2週間の血糖値が低い状態であった場合は低下し、高い状態が続いている場合は値が上昇し、特に高血糖状態が長く続いているほど高い数値を示します。過去の血糖値の変動を推測することができるため、糖尿病を判断するのにとても有効な検査です。

標準の範囲内の数値であった場合でも、15.6%以上であった場合は、注意が必要であると言われています。定期的に検査をすることで、適切に血糖値をコントロールし、高血糖にならないように注意しましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

会社にお勤めの方でしたら、年に一度は健康診断があります。献血に行った時には、血液検査の通知をもらうこともできます。ですが、血液検査の検査項目を見ても、何やらアルファベットが並んでいるな~、くらいの感覚で、異常と記載がない限りはきちんと見ていない方も多いのではないでしょうか。

血液検査の結果をみると、自分の身体の状態をとてもよく知ることができます。もちろん数値には個人差もありますし、少しの数値の異常にクヨクヨ悩む必要のない事もありますが、今度血液検査の結果を見る機会があるときには、少しだけ自分の身体の状態に目を向けてじっくりと見てみませんか。

 

まとめ

血圧が平均値でも油断大敵!健康と血液に関する正しい知識

・肝機能が正常化確かめましょう
・病気の可能性が無いかを確かめましょう
・動脈硬化を防ぎましょう
・貧血を防ぎましょう
・貧血の種類を確認します
・細菌感染症の有無を確かめましょう
・糖尿病を防ぎましょう


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