嘔吐下痢が繰り返すときに食事で気をつけるべき事

嘔吐下痢が繰り返すときに食事で気をつけるべき事

下痢と嘔吐を繰り返すとき、普通の生活の中で考えられる原因は、ウイルスが原因であるウイルス性の胃腸炎か、細菌が原因である細菌性胃腸炎の2つです。

ウイルス性胃腸炎の原因となるウイルスは、ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどです。便や嘔吐物の中にウイルスが含まれているので、周りの人がそれらのものから感染しないように、処理には十分に気をつける必要があります。

細菌性胃腸とは、いわゆる食中毒です。代表的な細菌としては、病原性大腸菌、サルモネラ菌などが挙げられますが、食中毒の原因となる細菌は他にも沢山あります。

どちらも大人の場合は2~3日で症状は治まってきますが、少しでも早く回復するために気をつけることを、食事を中心に確認していきましょう。

 

嘔吐下痢が繰り返すときに
食事で気をつけるべき事

 

先ず、周りの人に感染するのを防ぎましょう

ウイルス性の胃腸炎に感染した場合、激しい下痢や嘔吐に襲われるため、身の回りの物を嘔吐物等で汚してしまうことも多いでしょう。このような時、ウイルスに感染していない人が掃除等の処理をした場合、かなりの確率で同じウイルス性の胃腸炎に感染してしまいます。

家族全員がウイルス性の胃腸炎で倒れてしまったという事にならないよう、汚物の処理をする際には、必ずマスクや手袋を使用しましょう。そして、家庭用の塩素系漂白剤を希釈したもので消毒しましょう。

嘔吐物等が付着したところには、50倍に薄めて消毒します。(1リットルの水に20mlの漂白剤)

衣類のつけ置き、ドアノブ等の消毒には、250倍に薄めて消毒します。(1リットルの水に4mlの漂白剤)

 

下痢止めの使用は控えましょう

ウイルス性の胃腸炎の場合、ウイルスが腸や胃で炎症を起こさせているために下痢や嘔吐が起こるのですが、身体からウイルスを排出するためには、下痢や嘔吐はある程度必要なことなのです。そのため、ウイルス性の胃腸炎の場合、病院を受診しても、基本的には下痢止めが処方されることはありません。
細菌性の胃腸炎の場合も、やはり強い下痢止めを処方されることはありません。

市販薬として下痢止めが販売されていますが、自己判断で下痢止めを飲むのはやめましょう。

 

脱水症状に気をつけましょう

下痢と嘔吐が続いている時に、一番心配しなければいけないのが、脱水症状です。一日や二日の間、食べ物を無理やり食べる必要はありませんが、水分だけは必ず補給するようにしましょう。

飲み物は、麦茶、番茶、スポーツドリンク等、飲めるものを飲みましょう。ただし、冷たく冷えた飲み物は胃に負担を掛けるので、常温の飲み物を飲むようにしましょう。

下痢や嘔吐によって身体の中のナトリウムやカリウムも失われてしまいますので、それらを補給できるスポーツドリンクで水分を補給することがおすすめです。

 

症状があるうちは絶食しましょう

下痢や嘔吐が続いている間は、無理に食べ物を食べる必要はありません。ただし、麦茶やスポーツドリンクなどで水分を補給することだけは絶対に必要です。

もしも水分さえも受け付けず、飲むと吐いてしまう程の状態になった場合は、脱水になる危険がありますので、すぐに医師の診察を受けて適切な処置を受けましょう。

点滴をしてもらうことで、危険な脱水症状を防ぐことができますし、胃腸を休めながら水分補給を出来るので、身体の負担も軽減できます。

 

消化の良いものを少しずつ食べましょう

下痢や吐き気が治まっても、直ぐに好きな物を次々食べてはいけません。まず、消化の良い物を、よく噛んで少しずつ食べるようにしていきます。ジュースや牛乳はもうしばらく飲むのを我慢しましょう。

下痢や嘔吐症状からの回復期に一番良いのは、おかゆや柔らかく茹でたうどんです。どちらも消化が良く、胃腸に負担をかけずにエネルギーの補給が出来ます。

ナトリウムを補給するために、おかゆには塩を少し加えましょう。うどんは、しっかりと柔らかくなるまで煮込みましょう。

 

おかゆを食べましょう

おかゆは簡単に作ることができます。一人用の土鍋でも作れますので、下痢や嘔吐が治まってきたら、少し頑張って作ってみましょう。普通の鍋や炊飯器でも作れます。

材料:米50cc 水500cc(米:水=1:10)

①土鍋の中で軽く米を洗います。そこに水を加えます。
②土鍋を火にかけ、沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火にします。一度そこからしゃもじですくい混ぜます。
③蓋を少しずらしてのせ、弱火のまま40分ほど炊きます。
④最後に塩を加えて頂きます。

 

和食で炭水化物中心の食事で慣らしていきましょう

おかゆや軟らかく煮たうどんで胃腸の調子が戻ってきたら、少しずつそれまでの食事に戻していきます。ですが、いきなり普段通りの食事に戻すのは胃腸の負担になりますので、もうしばらくは食べ物や飲み物に注意するようにしましょう。

症状が無くなっても直ぐには食べない方が良い食べ物:揚げもの・油っぽいもの・スナック菓子・野菜(軟らかく煮てポタージュにしたものなどは良い)・リンゴとバナナ以外の果物・冷たい飲み物・コーヒーやココア

その後は、和食中心の食事を心がけて、胃腸の調子を整えていきましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

毎年冬になると、ウイルス性の胃腸炎が流行します。食中毒による下痢や嘔吐は、心がけである程度予防することが出来ますが、ウイルス性の胃腸炎はいつかかるか分からない怖い胃腸炎です。そのため、下痢や嘔吐時にどういう対応をしたらいいのかを知っていることはとても大切なことです。

大人も脱水症状を起こすことがあるので自己判断は禁物ですが、ウイルス性の胃腸炎に効く薬は無いのが現状ですので、症状がひどい間は無理をして病院を受診するよりも、安静にしている方が良い場合もあります。

胃腸に負担をかけないことで、少しでも早く回復できるようにするためのポイントを覚えておくと良いですね。

 

まとめ

嘔吐下痢が繰り返すときに食事で気をつけるべき事

 

・周りの人に感染するのを防ぎましょう
・下痢止めの使用は控えましょう
・脱水症状に気をつけましょう
・症状があるうちは絶食しましょう
・消化の良いものを少しずつ食べましょう
・おかゆを食べましょう
・和食で炭水化物中心の食事で慣らしていきましょう


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