もしかして、加齢臭・・・!?気になったら早めに、7つの対策

加齢臭、ご存知ですか?柔軟剤や消臭スプレーのCMなどで「最近パパが臭い?もしかして加齢臭?」と耳にしたことがある人も多いと思います。加齢臭は40才代くらいからする独特の臭い。古い脂やカビのようなにおいがするそうです。
不思議なことに、臭いの元の本人は全く気付かないそう。周りから言われて初めて「え?臭いますか?」と自覚するものなのです。でも、たいていの場合「加齢臭しますよ」なんて、面と向かって言いませんよね。何も言われなくても、もしかして加齢臭がしているかも…

「加齢臭って、男性のものでしょ?」「若いから加齢臭はまだ関係ないわ」と思っている人、そんなことはありません。加齢臭は女性にもあるし若くても臭っているかもしれないのです。自分では気づかない加齢臭、早めに対策したいものですね。

 

 

もしかして、加齢臭・・・!?
気になったら早めに、7つの対策

 

その1:加齢臭の原因を知る

加齢臭という言葉が登場したのは2000年。加齢によって発生する臭いの元「ノネナール」が発見され、そのにおいを「加齢臭」と呼んだのです。

なぜ、年をとると独特の臭いがするようになるのでしょう?
老化の原因の一つに「活性酸素」があります。活性酸素は疲労の原因でもありますが、若いうちは活発なホルモン活動でこの活性酸素を除去しています。ところが、40歳を過ぎるとうまく除去できなくなってきます。そうなると分泌される皮脂が活性酸素によって酸化していやなにおいを発するようになるのです。

加齢臭は男性に多いです。それは女性に比べて皮脂の量が多いから。
女性は女性ホルモンの作用でノネナールの発生が少なく、加齢臭が少ないといわれています。でも、女性も更年期を迎え女性ホルモンが減少すると加齢臭が出てきます。
また、若い人でも活性酸素を体にため込む生活をしていると、やはり嫌な臭いになってしまいます。

 

その2:外からにおいを絶つ

臭いをなくす簡単な方法は、外から臭いを撃退する方法です。
日常的な対策には、加齢臭対策専用の石鹸やボディソープを使いましょう。普通の石鹸では臭いの元のノネナールをほとんど落とせないのです。

加齢臭には「柿渋」を使った石鹸が効果的。柿渋には消臭効果が高くしかも抗菌作用があるカキタンニンが含まれています。このカキタンニンは臭いのもとを殺菌してくれるので、臭いの発生も抑えてくれるんですね。

また「ミョウバン」も効果的。ミョウバンはローマ時代から使われている世界最古の消臭剤だといわれています。ミョウバンにも、消臭効果、殺菌作用があり、さらに制汗作用もあるので、ぜひ使いたいアイテムです。
ミョウバンは、ミョウバン水にして使いましょう。

<ミョウバン水の作り方>
材料:ミョウバン50g(薬局やスーパーで購入できます)、水道水1500cc、容器

作り方:容器にミョウバンと水を入れて軽く混ぜ溶けて透明になるまで置いておきます。お湯を使うと早く溶けます。これがミョウバン水の原液です。
※少量で作るときはミョウバンと水の配合の割合を1:30にしてください。
原液を10倍に薄めスプレーボトルなどに移します。

ミョウバン水はお風呂上りに体にスプレーして使います。
汗をかいた時にはミョウバン水をスプレーして汗と一緒に拭きとります。その後またスプレーすれば、より効果的です。

 

その3:洗濯方法を考える

加齢臭の元ノネナールは普通の石鹸ではなかなか落ちません。ということは加齢臭のしみついた肌着などは普通に洗濯をしても臭いが落ちない…ということ。臭い撃退のためには洗剤のパワーを最大限に引き出せる使い方が必要です。

洗濯前に部分洗いやつけ置き洗いします。部分洗いのときには40℃くらいのお湯と酸素系漂白剤、洗剤を使います。皮脂汚れを落とすには体温より高い温度のお湯が効果的。つけ置き洗いも、漂白剤だけでなく洗剤も一緒に溶かしたお湯を使います。
漂白剤と洗剤、両方を使うのがポイント。漂白剤で殺菌し洗剤で汚れを浮かして落ちやすくするのです。つけ置く時間は30分から2時間程度。長くつけすぎるのは衣類の生地を傷めます。こすり洗い、もみ洗いも生地を傷めてしまうのでお勧めしません。漂白剤と洗剤の力でじっくり時間をかけるのが効果的です。

洗濯前にケアした後は、普通に洗濯をしてOK。洗いあがった洗濯物はすぐに風通しのよい場所に干してカビ臭の出ないようにしましょう。

 

その4:食生活を見直す

毎日の食事を見直すのも加齢臭対策の一つです。肉類中心の食生活は、皮脂腺が活発になって汗のにおいがきつくなります。
活性酸素を撃退する抗酸化作用のある食材が効果的です。
玄米ごはんや大豆を使った味噌や豆腐などの食品、梅干や魚介類など、日本食は加齢臭対策には最適です。日本食と一緒に飲むことの多い緑茶も活性酸素を抑える効果があります。緑茶に含まれるカテキンは口臭予防にも効果的ですよ。

 

その5:運動する

汗をかくことは、加齢臭対策に効果的です。「皮脂のにおいが原因なのに?」と思いますが、定期的に汗を流して、汗腺の機能を高めることが加齢臭対策に効果的なのです。

汗をかきにくい生活をしていると汗腺には不純物がたまりやすくなります。この不純物が嫌なにおいの元。定期的に汗を流す習慣は不純物をたまりにくくし臭いが出にくくなります。

汗をかくには運動だけでなく、お風呂にゆっくりつかるのもいいですね。毛穴が開いて老廃物などの汚れが落ちやすくなり、清潔になります。
臭いを気にしてシャワーを頻繁に浴びるより湯船にゆっくりとつかった方が加齢臭対策には効果があるということです。

 

その6:禁煙する

タバコのにおい自体好まれるものではありませんが、タバコは加齢臭の大きな原因の一つです。タバコには「ニコチン」「タール」のほかに「一酸化炭素」が含まれています。
一酸化炭素は中性脂肪などの脂肪を酸化させます。そこからノネナールが生成されて加齢臭の直接的な原因になってしまいます。
またタバコは体内の活性酸素を増やします。これも加齢臭の原因になりますね。
加齢臭を防ぐには、禁煙が必要です。

 

その7:ストレスをためない

加齢臭の原因の一つが活性酸素であることは説明してきましたが、体内に活性酸素を増やす大きな原因の一つにストレスがあります。
ストレスは自分ではどうにもならない音が原因で感じることが多いものです。好きなことに没頭する、のんびりリラックスする…自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。

 

昔は欧米人に比べて日本人は体臭が薄いと言われていましたが、食生活や生活習慣の変化で体臭が気になるようになってきました。嗅覚は五感の中で最も原始的といわれています。ダイレクトに脳を刺激し、感情を左右します。

自分では気づかない加齢臭、知らないうちに人を不愉快にさせているとしたら困ったものです。まず、生活習慣から見直して、早めに対策していきましょう。

まとめ

もしかして、加齢臭・・・!?気になったら早めに、7つの対策

その1:加齢臭の原因を知る
その2:外からにおいを絶つ
その3:洗濯方法を考える
その4:食生活を見直す
その5:運動する
その6:禁煙する
その7:ストレスをためない


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