秋になるとスーパーなどに出まわる里芋。里芋には、女性に嬉しい栄養が沢山含まれているのをご存じですか。里芋の主な成分はでん粉とたんぱく質です。もちろん、それだけではなく食物繊維やビタミンB1、ビタミンB2、カリウムといった栄養素も沢山含んでいます。
里芋と聞いて「ぬめり」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。里芋のぬめりの正体はガラクタンという栄養素です。ガラクタンとは聞き慣れない名前かもしれませんが、老化を防いでくれる働きがあります。
また、同じくぬめりの正体になっている、マンナンは便秘を予防してくれる働きがあるので、便秘による肌荒れが気になる方にもオススメです。美肌を作るには、いかに代謝を上げるかという部分が重要になります。実は里芋には、効率良く代謝をアップさせてくれ、ぬめりには肌再生を助ける作用があるのです。更に、皮膚粘膜の保護に役立ち、肌荒れやニキビ予防にも効果的で、老化防止、美肌作りには、うってつけの野菜なのです。
そこで今回は、美肌を作るのに最適な里芋を使った、簡単で美味しいレシピをご紹介します。
里芋の簡単煮物
里芋を合わせだしで煮るだけの簡単な煮物です。
サラダ油を入れることで、こっくりとした味になります。
材料(2人分)
里芋 6個
塩 小さじ1.5<合わせだし>
だし汁 200ml
酒 大さじ2
みりん 大さじ1.5
砂糖 大さじ1.5
しょうゆ 大さじ3
サラダ油 小さじ1.51、里芋は皮をむいて水洗いし、大きい場合は半分に切ります。塩を加えてもみ、水洗いして水気を切ります。
2、鍋に里芋と<合わせだし>の材料を入れ、強火にかけます。煮たったら少し火を弱め、落とし蓋をして20分煮含め、器に盛ります。
里芋餅のスープ
餅状にした里芋の簡単スープです。
材料(2人分)
里芋 100g
片栗粉 大さじ1
粉末だし 小さじ1
<スープ>
だし汁 1カップ
酒 大さじ1
塩 少々1、里芋は洗って茹でるかレンジで加熱し、皮をむいてつぶします。
2、1をボールに入れ、粉末のだしと片栗粉を入れて丸めます。
3、フライパンを熱し、2の餅を軽く焼き焦げ目をつけます。
4、鍋に<スープ>の材料を入れて温めておきます。3の餅を深鉢にいれて、4のスープを注いで出来上がりです。
里芋のチーズ焼き
お酒のつまみにも抜群の相性で、お子さんのお弁当にも良いですね。
栄養のバランスもとても良くて人気のレシピです。
材料(2人分)
里芋 適量
スライスチーズ 適量
油 適量1、里芋の皮を剥き、1cm幅の輪切りにします。
2、輪切りにした里芋をレンジで軽くチンします。チンしすぎると崩れやすくなってしまいます。
3、フライパンを熱し、油をひきます。里芋を並べ、チーズをのせて両面焼きます。
チーズのカリッとした香ばしさと里芋のほくほく感が絶妙なバランスで癖になります。
里芋の味噌マヨネーズ
何と材料は3つだけです。
面倒な時もすぐに作れて便利なレシピです。
材料(2人分)
里芋 200g
味噌 大さじ1
マヨネーズ 大さじ21、里芋は柔らかくなるまでゆでます。竹串を刺してスーッと通れば大丈夫です。
2、あらかじめ、味噌とマヨネーズを合わせておきます。
3、里芋の皮をむいて好みの大きさに切り、2を入れて混ぜ合わせます。器に盛って完成です。
味噌とマヨネーズって意外に合うんですよ。
お子様にも人気のレシピです。
ヘルシーな里芋トロトログラタン
ダイエット中の方にもお勧めの小麦粉、バター、一切不要のヘルシーなグラタンです。
里芋のとろみがグラタンにぴったりです。
材料(2人分)
里芋 中6個
牛乳 ひたひた位
コンソメ キューブ2分の1
塩こしょう 適量
砂糖 ひとつまみ
とろけるチーズ 適量1、里芋の皮をむいて千切りにします。フライパンに里芋をいれ軽く炒めて牛乳、コンソメ、塩コショウ、砂糖を入れて煮詰めます。
2、とろみが出てきて汁けが減ってきたら、器に移しチーズをのせて、こんがり焼き目が付いたら完成です。
ほくほく里芋田楽
鍋いらずのレシピです。
材料(2人分)
里芋 食べたい個数
<田楽味噌>
味噌 大さじ1
砂糖 大さじ1
卵黄 1個分
酒 小さじ1
麺つゆ 小さじ11、なるべく小さく形のそろった里芋を用意しましょう。
2、里芋をよく洗い、軽く水気を拭き、アルミホイルで包みます。
2、2の里芋を、200℃に予熱したオーブンで20~30分焼きます。竹串などがすっと通ればOKです。
4、小鉢などに、田楽味噌の材料を全部入れてよく混ぜ、ラップをして500ワットのレンジで1分加熱してまたよく混ぜます。
田楽味噌に里芋を付けて食べましょう。
里芋のフライ
サクッ、モチっ、ビールのツマミにもぴったりです。
お子様にも好評で手が止まらなくなる位に美味しくて簡単レシピです。
材料(2人分)
里芋 2個
ハーブソルト 適量1、里芋は泥を洗い流します。皮を剥き、拍子切りをし、しばらく水につけておきます。
2、里芋の水気をペーパーで取り、フライパンに多めの油を入れて、揚げ焼きにします。
3、全体が色付いてきたら、取り出し、熱いうちにハーブソルトを振ります。
ハーブソルトの代わりにカレー粉や抹茶塩を振っても美味しいですよ。
甘みと、とろみが絶品な里芋は、そのまま蒸かして食べるだけでも美味しいですよね。煮っ転がしやそぼろ餡かけ、天ぷらなど楽しみ方は様々ですが、旬の間に色々な料理で毎日楽しく飽きることなく、食べることが出来ます。食物繊維が豊富で、便秘解消にも役立つ里芋は、体を温める野菜でもあるので、寒い時期にはぴったりです。
煮物にすれば、独特のぬめり感を、揚げたり焼いたりすれば、ホクホク感を楽しめますので是非、里芋を沢山食べて美肌と健康をゲットして下さい。