アルガンオイルって何?効能・効果がよく分かる7つの知識

アルガンオイルって何効能・効果がよく分かる7つの知識

美容にこだわりを持っている女性の間で密かに人気が広まっている「アルガンオイル」をご存知ですか?

アルガンオイルは、モロッコにだけ育つアルガンの木の実から採れるオイルのこと。伝統的な製法では100kgのアルガンの実から採れるオイルは、わずか1リットルだけ。しかも、木の実の収穫が厳しく制限されているので、とても希少なオイルなのです。

アルガンが育つモロッコのスース地方では、アルガンオイルは昔から民間治療薬として利用されていました。スース地方の女性たちは、特に肌の健康を守ってくれるアルガンオイルを「魔法のオイル」と呼び大切に受け継いできました。

オイルを塗るだけのシンプルケアのスース地方の女性たちは、とても健やかで美しい肌を持っています。アルガンオイルが「魔法のオイル」と呼ばれるのにも、納得です。

最近の研究でアルガンオイルに含まれる様々な成分の持つ効能や効果が知られるようになりました。特に美容の面では注目の効果が盛り沢山です。

アルガンオイルのもつ効能・効果を知って、美しさを手に入れましょう。

 

アルガンオイルって何?
効能・効果がよく分かる7つの知識

 

 

若返りのビタミンでアンチエイジング

ビタミン類の中でも、ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれています。それは、ビタミンEが強力な抗酸化作用を持っているためです。

疲れがたまったりストレスにさらされると、活性酸素が発生します。活性酸素は攻撃的で、もともとは体の中に入り込んだ細菌やウイルスを退治してくれるものです。でも、この活性酸素が増えすぎると、健康な細胞まで酸化させ、老化につながってしまうことに…。

その活性酸素から体を守ってくれる働きを持っているのがビタミンEなのです。ビタミンEを豊富に含むオイルとしてオリーブオイルなどもよく知られていますが、アルガンオイルには、オリーブオイルの2~4倍ものビタミンEが含まれているのです。

ビタミンEたっぷりのアルガンオイルは「若返りのオイル」とも言えますね。

 

生活習慣病を予防する

毎日おいしく食べている肉類や乳製品には脂肪やコレステロールが含まれています。必要以上に食べると血液中のコレステロールが増加し、血管をふさいで動脈硬化や高血圧、糖尿病など、生活習慣病のもとになってしまいます。

アルガンオイルにはそういった症状を防いでくれる成分が含まれています。その成分が「ビタミンE」と「オレイン酸」です。

ビタミンEは抗酸化作用で生活習慣病の予防に一役買ってくれます。

オレイン酸は、生活習慣病のもとになるコレステロールを適正な状態に保つ働きを持っています。コレステロールには善玉と悪玉があり、生活習慣病を引き起こすのは悪玉コレステロールです。

オレイン酸には善玉コレステロールを維持しながら悪玉コレステロールだけを減らす働きを持っているので、生活習慣病を防ぎます。

アルガンオイルはビタミンEとオレイン酸のダブルの働きで、生活習慣病を予防してくれるんですね。

 

肌をストレスから守る

アルガンオイルに含まれているビタミンEは、体の中だけでなく肌の表面でも大きな力を発揮してくれます。

ビタミンEは油と溶けあう性質を持っています。強力な抗酸化作用を持ったビタミンEが肌の表面で皮脂と混じり合うと、皮脂の酸化を防止し、強力なバリア機能を発揮してくれます。

また、体の中に取り入れたビタミンEは皮脂と一緒に肌表面に溶けだして肌をストレスから守ってくれるのです。

肌が受けるストレスは、紫外線や乾燥、空気中の汚染物質など、原因は様々ですが、いずれも活性酸素が引き起こすものです。その酸化を防いでくれるビタミンEをたっぷりと含んだアルガンオイルは、体の中から外から、ストレスからしっかりと守ってくれるんですね。

スキンケアに取り入れるにはぴったりのオイルと言えます。

 

肌をふんわり柔らかくする

アルガンオイルは肌をバリアするだけではありません。アルガンオイルが美しい肌を作り出す秘密は、「リノール酸」と呼ばれる必須脂肪酸オメガ6、そして「サポニン」にあります。

リノール酸は、肌表面の角質から水分が蒸発していくのを防ぎ、潤いを保つ働きを持っています。

サポニンは天然の界面活性剤とも言われるほど高い界面活性作用を持っています。界面活性剤…と聞くと、洗剤などを思い浮かべますが、界面活性作用は、実は油分と水分をなじませるのに必要な力。その力を持ったサポニンがアルガンオイルの成分を肌に取り込み肌をふっくらさせてくれるのです。

アルガンオイルのリノール酸含有率は、なんと40%。そのリノール酸とサポニンで、美しい肌を作り出してくれるんですね。

 

スキンケアのブースターに!

界面活性効果の高いサポニンを含み、肌への浸透率が良いアルガンオイルは「肌で消えるオイル」ともいわれています。

オイルをスキンケアに使うとき、通常は「潤いを閉じ込める蓋」として最後に使う場合が多いですね。

もちろん、アルガンオイルも同様に使ってもよいのですが、お勧めは化粧水前に1~2滴薄く肌に伸ばす使い方です。最初に肌に乗せたアルガンオイルがブースター(促進剤)になり、化粧水の浸透を高めてくれます。

ブースターとして使うだけでなく、普段使っている化粧水や美容液、クリームに1滴混ぜて使うと、肌へのなじみがグンとよくなります。

アルガンオイルに含まれる成分の持つ効果から、アロママッサージやスキンケアのキャリアオイルとしても注目されています。

 

髪も肌もすっきり清潔、そしてしっとり

アルガンオイルに含まれるサポニンは殺菌・抗炎症作用も持っています。それに加えて界面活性作用も持っているので、サポニンは石けんにも使われています。

アルガンオイルは、ニキビや湿疹の炎症を抑える作用があります。毎日のスキンケアに、アルガンオイルを少し加えると肌の状態を改善することができます。

洗顔、洗髪前にアルガンオイルで表皮や頭皮をマッサージします。数分おいて洗顔、洗髪すると表皮や頭皮をすっきり清潔にしてくれますよ。
直接肌に使うのではなく、普段使っている洗顔料やシャンプーに数滴垂らすだけも効果的です。泡立ちが良くなってすっきり洗い上がります。

すっきりするだけでなくはありません。アルガンオイルの持つビタミンEやリノール酸といった美肌成分が、しっとりとした美しい肌にしてくれるのです。

 

アルガンオイルを効果的に使う

アルガンオイルは体を内側から、外側からきれいにしてくれます。

ナッツ系の香ばしい風味のアルガンオイルは、サラダのドレッシングや、デザートの風味づけに良く使われています。毎日の食事に少しずつ取り入れるといいですね。

美肌成分たっぷりのアルガンオイルは、ポイントケアや集中ケアに使っても効果的です。

目が疲れて目元にたるみが出てきたときには、アルガンオイルを目元に数滴なじませます。その上から化粧水でコットンパックをすると張りが蘇ります。

乾燥に弱くひび割れしがちな唇が気になるときには、1滴塗り込みましょう。ふっくらとした唇が保てます。

かかとのひび割れにもアルガンオイルが効果的です。お風呂上り、まだかかとが湿った状態でアルガンオイルを薄く塗りましょう。その上から靴下をはいて保護するとひび割れが改善します。靴下をはく前にクリームなどを塗ると、さらに効果的です。

保湿したいところをアルガンオイルで集中ケアするとよいですね。

 

いかがでしょう、最近注目を浴びているアルガンオイルのもつ効能と効果を紹介しました。

栄養と美肌成分たっぷりのオイルはいろいろありますが、その中でも優れた美肌成分をたっぷりと含んでいるアルガンオイルは、すぐにでも使ってみたいオイルですね。

万能に見えるアルガンオイルですが、ただひとつ、クレンジングオイルとしては使えません。浸透率が高いので、オイルに溶けだした汚れまで肌に浸透してしまうんですね。必ずメイクを落としてから使うようにしましょう。

実際にアルガンオイルを使った人は「翌朝の肌の張りにびっくり」「しわが目立たなくなった」「目の下にクマが出にくくなった」「くすみが消えた」「ほうれい線が目立たなくなった」…と、嬉しい声がいっぱいです。アルガンオイルを試して、この嬉しい声に仲間入りしたいですよね。

まとめ

アルガンオイルって何?効能・効果がよく分かる7つの知識

・若返りのビタミンでアンチエイジング
・生活習慣病を予防する
・肌をストレスから守る
・肌をふんわり柔らかくする
・スキンケアのブースターに!
・髪も肌もすっきりせいけつ、そしてしっとり
・アルガンオイルを効果的に使う


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