【下痢食事】つらーいお腹に優しい食材を使う7つのレシピ


下痢は体内に細菌や毒素、ウイルスなど下痢の原因となる物質を排出しようと、過剰に水分を含んだ便が何度も排出される状態です。多くの場合は特別な治療をしなくても体内に入り込んだ原因物質を全て排出してしまえば症状は改善されますが、下痢になってしまうと十分に栄養を吸収できないため、体力が衰えたり、抵抗力が弱まってしまいますよね。

また大量の水分が失われ、カリウムやナトリウムなど必要な栄養素も一緒に排出されてしまいます。この場合は適度な保温と安静に加え、水分の補給、お腹に優しい食材で栄養を補給することが必要になります。下痢の時には消化の良い食事が大切です。

そこで今日は、そんな辛い下痢の時の食事について、消化の良い食材を使った、お腹に優しいレシピをお伝えします。ではご覧ください。

 

【下痢食事】つらーいお腹に
優しい食材を使う7つのレシピ

 

たまご粥

柔らかいお粥は消化が大変良いため、下痢食事にはオススメです。下痢によって消耗した体力を回復させるためには、糖質と良質なたんぱく質が必要です。特に糖質は吸収が良いため、糖質を多く含むお粥は最適です。卵は良質なたんぱく質を多く含み栄養価が高いため、必要な栄養素を補給することができます。

玄米や雑穀米は食物繊維が多く、消化しにくいため、白米を使います。鰹出汁を沸騰させ、ごはんを入れます。ごはんが好みの固さになったら、割ほぐした卵を流し入れ、しっかり火を通して出来上がりです。消化を良くするためにも卵にはしっかり火を通すようにしましょう。

胃腸が弱っているときなので薄味に仕上げるようにしましょう。

 

煮込みうどん

下痢の時の定番メニューと言えば、やはりうどんです。体調が悪くてもうどんなら食べられるという人も多いのではないでしょうか。

うどんに含まれる主な栄養素は糖質ですので、ゆっくりと燃焼され、体力の回復に役立ちます。薄いお出汁で煮込んで柔らかくしたうどんは、消化も良いため、胃腸に負担をかけることがありません。下痢の症状が治まっていない場合は、下痢を助長しそうな具材をのせるのは止めて素うどんがベストです。

症状が治まってきたら少しずつ消化の良い具材を足し、回復のためのエネルギーを補っていきましょう。

 

ニンジンのポタージュ

ニンジンにはβカロチンやビタミンA、カリウム、食物繊維など豊富な栄養素が含まれています。食物繊維が豊富なため、下痢には逆効果と思われがちですが、腸内環境を整えることができるので、下痢には効果的です。

ニンジンのポタージュにすると消化も良く、便を固めやすくなります。固形のスープの素を入れた水にニンジンを入れ、柔らかくなるまで似ていきます。

柔らかくなったらミキサーなどでペースト状にし、そこに豆乳を入れて沸騰させないように温め、塩胡椒で味を整えます。ニンジンのポタージュを作る際には牛乳は避け、豆乳を使うようにしましょう。

牛乳は栄養補給には効果的ですが、脂肪などが腸管を刺激して、症状が悪化してしまうことがあります。

 

りんごのシナモン煮

りんごには食物繊維の一種であるペクチンが豊富に含まれています。ペクチンは腸内を酸性にして、ビフィズス菌を始めとする善玉菌を繁殖させ、腸内環境を整える働きがあります。

またペクチンは水溶性の食物繊維ですので、便の中の水分を吸収し便の硬さを調節してくれる働きもあります。ペクチンは皮に多く含まれているので、皮ごと食べやすくするために柔らかく煮て食べましょう。

その際、香りづけにシナモンを加えると効果が高まります。シナモンには腹痛や下痢、腹部膨満感などに効果があるとして、インドでは治療薬としても使われています。りんごとも相性がよいため、美味しく食べられます。

 

バナナヨーグルト

バナナもヨーグルトも下痢には良いとされている食材です。バナナは消化が良くエネルギーに変化されやすいため、下痢で消耗した体力を回復させるには適しています。

またカリウムが豊富に含まれているため、下痢によって引き起こされる体内電解質の不足にも効果がありますし、ヨーグルトは腸内細菌を増やしてくれる乳酸菌が豊富に含まれます。この2つの食材にハチミツを加えたバナナヨーグルトは、下痢の症状を和らげることが出来るレシピになります。

ハチミツには強い殺菌効果があるため、下痢の原因になる雑菌を死滅させビフィズス菌などが繁殖しやすくしてくれます。まだ青さが残るバナナはまだ硬く、消化があまり良くありません。バナナは出来るだけ完熟のものを使うようにしましょう。

 

湯豆腐

豆類は良質なたんぱく質が多く含まれていますので、下痢食事に適していますが、大豆以外の豆類は皮が固く、食物繊維が豊富なものが多いため、下痢の時には大豆製品がおすすめです。中でも豆腐は消化が良いだけではなく、著お売りのバリエーションも豊富なので取り入れやすいです。

下痢の時には冷たいものは胃腸に刺激を与えてしまい、症状が悪化してしまうことがありますので、湯豆腐にして食べると良いでしょう。だし昆布を入れたお湯で、適当な大きさに切った豆腐を温め、お醤油やポン酢で頂きます。

胃腸が弱っているときなので、味付けは薄目にしておきましょう。

 

蒸しささみのショウガ和え

動物性たんぱく質は内蔵の健康や免疫力アップには欠かせない栄養素ですので、下痢の症状が落ち着いてきたら少しずつ食べるようにしましょう。豚バラ肉や牛カルビ、ソーセージなど脂肪の多いお肉は消化が悪いため、下痢の時には良くありません。ささみは良質な動物性たんぱく質が豊富で脂肪が少ないため、下痢食事には向いています。

下痢の原因は様々ですが、体の冷えも下痢を悪化させる要因になります。体を温めるショウガをプラスして体の中から温め、下痢の症状を緩和しましょう。

お湯に少量の塩とお酒を加え、鶏のささみをボイルします。茹で上がったら、少し冷ましてから手でほぐし、醤油・みりん・ショウガのすりおろしを混ぜて頂きます。

うどんやお粥に合わせて、ゆっくりと良く噛んで食べるようにしましょう。好みで海苔やゴマをかけても美味しく食べられます。

 

いかがでしょう、下痢は何度もトイレに行かなくてはならないため、大変辛いですが、原因となる物質を体内に閉じ込めてしまうことになるため、下痢止めはあまり使用しないようにしましょう。

下痢の原因は食中毒や風邪、ストレスなど様々ですが、普段から食事や生活習慣に注意する事が大切です。暴飲暴食や睡眠不足は下痢を悪化させてしまったり、治りが遅くなってしまいますよ。

規則正しい生活と腸内環境を整える食事に気をつけて、下痢になりにくい体作りを目指しましょう。

まとめ

【下痢食事】お腹に優しいメニューには

・たまご粥
・煮込みうどん
・ニンジンのポタージュ
・りんごのシナモン煮
・バナナヨーグルト
・湯豆腐
・蒸しささみのショウガ和え

などがあります


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