美脚になりたいと思っている女性の中で、ししゃも足に悩んでいる女性は少なくありませんよね。ししゃも足というのは、ふくらはぎだけが目立って太い足のことです。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を心臓に送り返すポンプのような役割を果たしている箇所です。下半身はもともと重力の関係でむくみやすい部分ですが、さらに運動不足や冷えなどにより下半身の血液の流れが滞ると、老廃物がたまり、ししゃも足になってしまう場合があるのです。
また、ふくらはぎに負担のかかる激しい運動をしている場合でもししゃも足になることがあります。このように、ししゃも足にはさまざまな原因がありますが、自分がどういう原因でししゃも足になっているのかをしっかりと見極めて、正しい対処をしていくことが重要です。
そこで今日はそんなししゃも足を細くする為の方法についてお伝えします、ではご覧ください。
まずは姿勢に気をつける
ししゃも足の原因として、姿勢が悪いことがまず挙げられます。姿勢が悪いと骨盤がゆがんだりするなど、体のバランスが悪くなります。私はデスクワークなどで座っていることが多かったので、できるだけ椅子にもたれかからないように、椅子の前の方に腰掛ける感じで背筋を伸ばして座るようにしました。
また、座るときに足を組む癖があったのですが、即座にやめました。足を組むことが足や骨盤の歪みにつながると聞いたからです。お尻をキュッと締めて座ることも意識しました。
立っているときや歩いているときにも、自分で意識して背筋を伸ばすようにしました。私の場合は左右の骨盤の歪みが自分でもわかるほどひどかったので、自分で治すのにも限界があると感じ、時々整体に通って矯正してもらっていました。歪みが解消されたおかげもあって、ししゃも足にも効果が見られました。
自分の足に合う靴を履く
女性の中には無理をしてヒールの高い靴を履いている方もいると思います。しかし、見た目だけで靴を選ぶことは大変危険です。合わない靴を長時間履き続けていると、足だけでなく体の歪みを引き起こすからです。ヒールの高い靴では当然ふくらはぎの筋肉を使って歩くので、ししゃも足の原因になります。
実際私はヒールの靴ばかり履いていましたが、自分の足に合わない靴では、足の変なところに力を入れて歩くので、ものすごく疲れた覚えがありました。
「私はぺたんこの靴しか履かないから大丈夫」と思っている方も、安心はできません。ヒールのある靴を履かなければ大丈夫というわけではなく、ぺたんこの靴でも自分の足に合わないと悪影響があります。自分にあった靴を靴専門店できちんと選んでもらうことが、体のためにも足のためにもとても大事です。
正しく歩く
歩き方もししゃも足の原因の1つと考えられています。私の場合は知らず知らずにふくらはぎに力を入れた歩き方をしていました。それによって筋肉が発達し、逞しいふくらはぎになってしまっていたのです。
そもそも正しい歩き方とはどのようなものでしょうか。ウォーキングを指導している方によると、まず正しい立ち方から気をつけることが大事だそうです。背筋を伸ばし、あごを引く、お腹を引きお尻はキュッと締めて立つ、というのが基本の立ち方です。
次に重要なのが重心移動です。かかとから着地し、足の裏、そしてつま先へ移動させます。慣れないうちは室内で練習してみるのもよいと思います。颯爽と歩くという言葉がありますが、まさにそのような美しい歩き方をしていると、足の形も美しくなっていきますよ。
マッサージ
もともとむくみやすい方はししゃも足になりがちだそうです。むくみの原因は血流が悪いことや代謝の低下により水分が溜まってしまうことにあります。これを放っておくと、老廃物が蓄積してセルライトができるなど、ますます悪い方向へ行ってしまいます。したがって、むくんだ足を放っておかないことが改善策になります。
私はお風呂上がりや寝る前に、オイルを使ったマッサージをしてむくみを解消していきました。基本は下から上に向かって両手でさすり上げます。膝の裏まできたらしばらく押したままにします。膝の裏の真ん中には、ふくらはぎの老廃物を流すのに効果があるツボがあるのです。これを毎日行うことで、むくみは確実にとれます。
食生活の改善
むくみの原因には食生活が挙げられます。振り返ってみると、私自身も手軽なファストフードやジャンクフードなどを好んで買っていたので、むくまないわけがありません。その他にも加工品などの出来合いのものは塩分が多いので、なるべく買わないで自分で作ったものを食べるように心がけました。
食材にも気をつけるようにし、利尿作用のあるカリウムを多く含んだ野菜(キュウリなどの瓜系)や果物を摂るようにしました。それによって、トイレに行く回数がやたらに増えました。食生活を改善したせいなのか、今までふくらはぎのところがパンパンになっていたロングブーツに余裕が出ました。
冷えの改善
冷えもむくみにつながります。冷えと老廃物が溜まることでむくんだ足になってしまうのです。冷えないように外側からできる対策として、まず入浴があります。私も湯船に浸かるのが面倒で、ついシャワーだけで済ませてしまうことが多かったのですが、体の芯から温めないと改善しないと思い、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることを心がけました。
それまでは寝るときに靴下をはいて寝ていたのですが、湯船に浸かるようになってからはポカポカで靴下要らずになりました。また、コーヒーや緑茶など体を冷やすと言われる飲み物は避け、常温か温かいものをとるようにすると、あまり下半身の冷えは感じなくなりました。
適度な運動
運動をしている人であまりししゃも足は見かけません。陸上選手の足を見ても、とてもバランスが取れていますよね。私も運動部で活動していた学生の頃は、足の悩みなどありませんでした。ししゃも足に悩まされるようになったのは、大人になって運動をしなくなってからです。
そこで、どんな運動が有効なのか自分なりに調べました。激しい運動はかえって足に負担をかけてしまうので、ウォーキングなどの適度な運動をすればよいという結論に至りました。ウォーキングなら正しい歩き方の練習にもなり、気軽にできますよね。正しい歩き方をしている効果で、ふくらはぎの外側についていた肉が徐々に落ちてきたように思います。
さて、ししゃも足になるのは外的要因だけでなく内的要因もあるのです。大抵は1つの原因でふくらはぎが太くなっているわけではないので、細くしようとひたすらふくらはぎをマッサージするだけでは解消しません。自分の生活習慣を振り返り、まず体の中から改善していくことを心がけましょう。
まとめ
ししゃも足を痩せたいなら
・姿勢に気をつける
・自分の足に合う靴を履く
・正しく歩く
・マッサージも忘れずに
・食生活を改善する
・冷えの改善は必須です
・適度な運動は控える