アンチエイジングにぴったり、ナッツの栄養価と嬉しい7つの効果

アンチエイジングにぴったり、ナッツの栄養価と嬉しい7つの効果

ナッツというと、何となく食べ過ぎると太るというイメージはないでしょうか?

確かにカロリーが気になるところですが、ナッツには実に豊富な栄養が含まれています。近年では、ナッツについての様々な研究が明らかになり、「健康食」とまで言われています。

食べ過ぎに気をつければ、ナッツは美容と健康にとてもよい食物です。今回は、ナッツの栄養成分が私たちの体にどのような効果があるのか、具体的にお伝えしていきたいと思います。

 

アンチエイジングにぴったり、
ナッツの栄養価と嬉しい7つの効果

 

便秘改善

ナッツには食物繊維が豊富に含まれています。最も食物繊維が多く含まれているのはアーモンドです。言うまでもなく、食物繊維は腸内環境を整え、お通じをよくする働きがあります。

また、ナッツにはオレイン酸が含まれていますが、このオレイン酸が便秘予防に大いに役立ちます。オレイン酸には乳化作用があるため、排泄物を柔らかくする効果があるのです。便秘がちな方は、ナッツを是非試してみてくださいね。

 

美肌効果

ナッツは近年、美容フードとして認識されつつあります。それもそのはず、ビタミンやミネラルの宝庫だからです。

ナッツの中でも特にアーモンドに豊富に含まれるビタミンEは「若返りのビタミン」と言われており、肌の代謝を高め、メラニン色素を排出する働きがあります。それに加えて、ビタミンEは活性酸素を抑制する働きがあるので、肌の老化を防いでくれます。実際にアーモンドを食べ続けて、肌年齢が10歳若くなったというデータもあるほどです。

一方、マカデミアナッツには肌に潤いを与えるパルミトレイン酸が、ピスタチオにはビタミンB6が豊富に含まれています。このように、ナッツは種類によってミネラル成分が異なるので、さまざまなナッツを組み合わせて食べるとよいでしょう。

 

疲労回復

スポーツ選手はナッツをよく食べているという話を聞きますが、クルミやカシューナッツに多く含まれるビタミンB1や亜鉛は、疲労物質の蓄積を防ぐ効果があります。また、ナッツは筋肉を弛緩させる働きをもつマグネシウムが含まれています。

サッカーで足がつって途中交代している選手を時折見かけますが、マグネシウムが不足していると足がつりやすくなるそうです。それでナッツを食べているというわけですね。

さらに、ほとんどのナッツに含まれるビタミンEは、血行を促進する作用があり、疲労回復に役立ちます。ルチンやアントシアニンと呼ばれるポリフェノールが含まれているピスタチオには、強力な抗酸化作用や目の機能を向上させる働きがあり、眼精疲労を回復させる効果もあります。

 

記憶力の向上

ナッツには、記憶力の向上やボケ防止につながる脳に良い成分が含まれています。その1つであるレシチンは、特にピーナッツに多く含まれており、脳の神経の働きを高める役割を果たしています。

また、ビタミンB1は糖分を分解するときに必要な栄養素で、糖分が分解されてエネルギーとなることによって、脳が働くようになるので、脳の働きには欠かせない成分と言えるでしょう。「最近、ちょっと物忘れが多いような気がする」と感じる方は、ナッツを試してみてはいかがでしょうか。
 

老化防止

ナッツの主な成分は脂質です。酸化した脂質を摂ると、血管の老化につながるというマイナス面がありますが、ナッツの脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」という成分を多く含み、酸化しにくい性質を持っています。酸化しにくい油を摂ることは老化防止につながります。

また、ナッツにはビタミンB群やミネラル類が豊富に含まれています。これらは体内で酵素を活性化させる働きがあり、老化防止に役立ちます。さらに、アーモンド、くるみ、ピーナッツなどの茶色の薄皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれており、アンチエイジングが期待できます。
 

ダイエット効果

ナッツに含まれているビタミンB群は、脂肪燃焼に役立ちます。また、クルミに含まれるオメガ3脂肪酸は、コレステロールを下げたり、中性脂肪を減らしたりする働きがあります。

だからといって、食べれば食べただけ効果があるわけではありません。ナッツはもともとカロリーが高いので、食べ過ぎれば当然カロリーオーバーになり、肥満や肌荒れ、下痢の原因となります。1日の適量は手のひらに軽く1杯程度です。

適量を取って正しくダイエットに役立てることが大切です。

 

がん予防

近年の研究により、ナッツをよく食べる人はがんにかかりにくいということが明らかになりました。ナッツに含まれるβカロテン、ビタミンEには活性酸素を無毒化する働きがあります。がんは、活性酸素によって細胞が傷つけられることで始まるので、これらの成分はがんの予防にとても重要です。

また、ビタミンB群も有効な成分です。ビタミンB群には抗酸化作用を助ける働きがあるからです。βカロテンが最も多く含まれているのがギンナンで、強い抗酸化作用でがんの発生を抑えます。

すでにお伝えしたとおり、ナッツには食物繊維も豊富に含まれていますが、食物繊維には発がん物質を吸着し排出する働きがあるだけでなく、発がん物質の発生を抑える働きもあるので、がんを予防し進行を食い止める効果が大きいということが言えます。

 

 

いかがでしたか。

ナッツにこれほどの効果があるとは驚きですね。しかし、いくら体に良いといっても、食べ過ぎは肥満につながるので、毎日少しずつ取るようにしましょう。

また、保存に気をつけることも大切です。ナッツの脂質は酸化すると有害物質に変化してしまいます。日にちがたって酸化したものやカビが生えたものは絶対に食べないようにしてください。カビたものには発がん物質が含まれています。したがって、ナッツを買う際は大量のものは避け、すぐに食べきれる量を買い求めましょう。

 

まとめ

アンチエイジングにぴったり、ナッツの栄養価と嬉しい7つの効果

・便秘改善
・美肌効果
・疲労回復
・記憶力の向上
・老化防止
・ダイエット効果
・がん予防


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