免疫力UP!みかんの栄養を残さず体に取り入れる7つのコツ

みかんは、手で剥いて気軽に食べられる身近な果物ですね。漢字で「蜜柑」と書くように、水分たっぷり甘みもたっぷりですね。

皆さんはみかんをどうやって食べていますか。皮をむいて、小さな房に分けて、白いひげをとって、パクリ!皮やひげはごみ箱へ…という人は多いと思います。

それは、とてももったいない食べ方です。みかんの栄養は、皮にもギュッと詰まっています。実は、果物は、身より皮の方にポリフェノールがたくさん含まれ、薬効成分も多く含まれているのです。

みかんも例外ではありません。捨ててしまいがちな皮にたっぷりと栄養が含まれているのです。古来ミカンの皮は「陳皮」と言って漢方薬として用いられてきました。

最近では「みかんを丸ごと食べる」というアンチエイジング方法も話題になっている様子です。栄養たっぷりのみかんを、余すことなく体に取り入れるコツを紹介します。

 

免疫力UP!
みかんの栄養を残さず体に取り入れる7つのコツ

 

みかんの栄養を知ろう

みかんの実には、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれています。またみかんの色素は「βクリプトキサンチン」という成分で、癌の予防効果があることで知られています。

みかんの袋や白い筋の代表的な成分は「ペクチン」と「ヘスペリジン」です。ペクチンはコレステロール値を下げる働き、ヘスペリジンには毛細血管を強化して血行を良くする効果があります。

他にもβ-カロテンや、ビタミンB群、ビタミンE、カリウムなど、抗酸化作用を持ち細胞の生成を助ける栄養分がたっぷりと含まれています。そして、注目の皮には、ビタミンCやヘスペリジン、食物繊維、カリウム、クエン酸、そして、ポリフェノールがたっぷりと含まれています。

白い筋や皮の部分にたっぷり栄養が含まれているみかんは丸ごと食べきるのが一番なんですね。

 

焼きみかんで摂ろう

みかんだけを「丸ごと」食べる方法がこの「焼きみかん」です。

作り方

①みかんはよく洗って汚れやワックス成分を落とす。
②焼き網に乗せて、皮に焦げ目がつくまでじっくりと焼く。
③焼き上がったみかんを食べる。

焼き網がなければ、グリルやトースターでもOKです。みかんは焼くと皮の渋みが消え、食べやすくなります。実の部分は甘みが凝縮され、濃厚な甘さになります。

焼きみかんは、北陸地方、東北地方、九州地方では割と一般的な食べ方です。ちょっと疲れたかな…と思ったときに焼きみかんを食べると疲労回復が期待できます。

 

マーマレードにしよう

みかんの皮…と聞いて思い浮かべるのはマーマレードですね。家でも簡単に作れるので、作って常備しておくといいですね。

マーマレードの作り方

材料

みかんの皮:砂糖:水=2:1:1

作り方

①みかんの皮を細かく切って鍋に入れる
②①に砂糖と水を1/3量入れ火にかける
③残りの砂糖と水を少しずつ加えながら煮詰めていく。
④好みの固さに煮上がったら出来上がり。

出来上がったマーマレードは紅茶に入れたり、炭酸で割ってサイダーにしたり、ヨーグルトに入れたり、食べ方はいろいろです。みかんの栄養を丸ごとおいしく食べられます。

 

丸ごと摂れるスムージー

生の果物と野菜を丸ごと摂れるスムージーはみかんを丸ごと食べきるのにぴったりの調理法です。食物繊維やビタミンだけでなく、代謝に欠かせない酵素もたっぷりと摂ることができるので、健康維持やダイエットにお勧めです。

材料

みかん 3個
みかんの皮 1個分
バナナ 1本

これらをミキサーにかけて出来上がり。毎日でも飲みたいスムージーです。果物の種類を変えて味の変化を楽しめます。みかんの皮は、実は大切なポイントです。皮に含まれる成分が酸味を抑えてくれて、味をまろやかにしてくれます。

 

陳皮を使ったみかん茶を摂ろう

みかんの皮をよく洗って、天日干しにする「陳皮」は昔から漢方薬として使われています。家庭でも簡単にできるので、作り置きしておくと、いろいろ便利に使えます。

陳皮の作り方

①みかんの皮を良く洗う。
②3日~1週間、天日干しにする。
ミキサーなどで細かく砕いて、冷蔵庫で保存します。

この陳皮にお湯を注いで飲むのがみかん茶です。

みかん茶の飲み方

①急須に陳皮を小さじ1杯程度入れる。
②熱湯を300mlほど入れ、5分蒸らす。
③好みではちみつなどを加えて飲む。

みかん茶は血行を良くしてくれ、代謝を良くし、冷え性を改善してくれます。ビタミンCも豊富に含まれているので疲労回復や風邪予防にも効果が期待できます。

 

陳皮を調味料に使おう

陳皮は調味料にも使えます。柑橘系の良い香りは肉の煮込み料理に使うと、あっさりとした仕上がりになります。吸い物に浮かべたり、てサラダなどのトッピングにして使うのが一般的です。良い香りが食欲をそそります。

みかんの皮を食べることで、こんな効果が期待できます。

・血流の改善で体を温める。
・コラーゲンの生成を促進する。
・コレステロールを抑制し、生活習慣病を予防する。
・抗炎症作用があり、アレルギー症状を和らげる。
・毛細血管を強化し、代謝を促進する。

みかんをたくさん食べて、皮をどうしよう…というときには陳皮を作って保管しておくとよいですね。いつでも栄養たっぷりのみかんの皮を食べることができます。

 

みかんの皮を入浴剤にしよう

食べた後のみかんの皮の活用法は食べるだけではありません。入浴剤に使うと、嬉しいことがたくさんあります。

みかんの皮の入浴剤の作り方

①みかんの皮を2~3センチの大きさに切る。
②1週間ほど天日干しにする。
陳皮と同じ作り方です。陳皮を作るときに、砕く前に入浴剤用に取り分けるとよいですね。

お風呂に入るときに5個くらいの皮を布に包むなどしてお風呂の中に入れます。お風呂をためる前に入れておくと、入浴時には柑橘系の良い香りがお風呂に漂います。

みかんの皮に含まれているリモネンという油分が肌の表面を保護し、お肌の水分を逃がさないようにしてくれます。また血行を促進して、何も入れないお風呂に入ったときに比べ湯冷めしにくくなります。

そして、みかんの持つビタミンCやクエン酸も直接肌に働きかけて、肌をすべすべつるつるにしてくれます。

 

いかがでしたか。

体の内側からも外側からも、いろいろな栄養を与えてくれるみかんは、とても優秀な果物ですね。今まで、食べたらポイっと捨てていたみかんの皮。その効能を知ると今までなんてもったいないことをしていたんだろう…と思いますね。

でも、これからはみかんの栄養をしっかりいただきますしょう。ミカンを食べるときには「白い筋と皮にこそ栄養は詰まっている」とちょっと意識してみてくださいね。みかんの栄養を丸ごと取り入れて、健康な体を作りましょう!

 

まとめ

免疫力UP!みかんの栄養を残さず体に取り入れる7つのコツ

・みかんの栄養を知ろう
・焼きみかんで摂ろう
・マーマレードにしよう
・丸ごと摂れるスムージー
・陳皮を使ったみかん茶を摂ろう
・陳皮を調味料に使おう
・みかんの皮を入浴剤にしよう


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