コーヒーダイエットというダイエット方法があります。これはコーヒーに含まれるのカフェインの働きを上手に利用して、ダイエットしようという方法です。
コーヒーは私たちの日常には欠かすことのできない飲み物の一つですし、コーヒーが無いと居られないという人もしますね。そんな日常に欠かすことのできないコーヒーでダイエットが出来てしまうというのなら、ぜひ挑戦してみたいと思いませんか。
ただ、コーヒーに関する情報と言うのは本当に様々で、「○○に効く」という情報の反面「○○に悪い」というような全く正反対の情報も沢山出回っています。
本当にコーヒーを飲むことでダイエットにつながるとしたら、何が正しいのかをしっかりと確認して、確実にコーヒーの効能を利用することが大切になります。しっかりとコーヒーダイエットの方法を確認して、健康的に痩せましょう。
コーヒーの効能で
健康的に痩せる為の7つのダイエット方法
運動をする20~30分前に飲もう
コーヒーに含まれるカフェインには、リパーゼという脂肪を分解する酵素が含まれています。このリパーゼが、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解することで、脂肪を燃焼することが出来ます。
また、コーヒーにはクロロゲン酸という成分が含まれており、このクロロゲン酸もまた脂肪の分解を促進させる効果を持っています。こうして二つの成分によって脂肪を燃焼できる状態にするのに、20~30分掛かります。この時間を置いたのちに運動を行うと、脂肪の燃焼が促進されるのです。
もちろん運動をして燃焼しなかったエネルギーは、また細胞に戻って体脂肪に変わってしまいます。
インスタントでなくドリップコーヒーを淹れよう
インスタントコーヒーにも、カフェイン自体は含まれています。クロロゲン酸も含まれてはいますが、やはりドリップコーヒーに比べると成分量は少なめになってしまいます。
コーヒーの豊かな香りによって得られる気持ちの面を考えても、ダイエット効果を考えて飲むコーヒーは、やはりその都度淹れるドリップコーヒーをお勧めします。
また、コーヒー豆は出来るだけ新鮮な物の方が良いので、少しずつ買って冷凍保存することで、酸化を防いで良い状態で保存することができます。
浅煎りの豆を選ぼう
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、脂肪の分解を促進させる効果を持ちますが、熱に弱いという特徴を持っています。そのため、コーヒー豆を選ぶ際には、深煎りのものよりも浅煎りのものの方が、クロロゲン酸が豊富に含まれていて、ダイエット効果が高くなります。
また、カフェインも、深煎りになるほど含有量が減ってしまいます。ブルーマウンテンのような高品質の豆に用いられる浅煎りのシナモンローストと言われる焙煎や、アメリカンコーヒーなどに用いられるミディアムロースト、その次の段階のレギュラーコーヒーなどに用いられるハイローストくらいまでがお勧めです。
フレンチローストやエスプレッソ用のイタリアンローストでは、クロロゲン酸もカフェインもかなり減ってしまいますので、ダイエット効果を狙うのなら避けておきましょう。
暑い時期でもホットで飲もう
コーヒーに含まれているカフェインには、血行を促進する効果があり、基礎代謝を高めてくれます。より血行促進効果を高め、ダイエットの効果を得るためには、暑い夏でも、アイスコーヒーよりもホットコーヒーで飲むようにしましょう。
血行が促進されることで、冷え性や肩こりなども解消されるので、ぜひホットコーヒーで飲むことをおすすめします。また、コーヒーに含まれている有効な成分も、アイスコーヒーよりもホットコーヒーの方が効率的に吸収できると言われています。
ブラックで飲もう
ダイエット効果を考えて一日に数杯飲むことになるコーヒーですので、砂糖などは入れずに、ブラックで飲むようにしましょう。もちろん、砂糖を入れたからといって、コーヒーに含まれるダイエット効果のある成分が効かなくなってしまうわけではありません。
ですが、ティースプーンに一杯の少量の砂糖でも、20キロカロリーあります。コーヒーに砂糖を入れる人の場合、ティースプーン1杯では物足りないでしょうから、一日数杯のコーヒーで考えるとかなりのカロリーになってしまいますので、コーヒーはブラックで飲む習慣をつけてしまいましょう。
一度に沢山飲むよりも、数回に分けて飲みもう
運動することと組み合わせることでダイエット効果を引き出せるコーヒーですが、運動の前に2杯も3杯も飲むのは身体に負担が掛かってしまいます。
もちろん、運動する20~30分前にはコーヒーを少し多めに1杯飲みます。
カフェインの効果が持続するのは3時間程度ですので、一日に2.3杯のコーヒーを運動する前以外の時間に飲みましょう。例えば買い物に出かける前、掃除などの家事を始める前、通勤の前など、ちょっとした身体を動かす時間の前に飲むようにすると効果的です。
一日に5杯を超えては逆効果です
コーヒーでダイエットするつもりが、かえって太ってしまったという例が沢山あります。ブラックで飲んでいても太ってしまうのです。その原因は、カフェインの摂り過ぎにありました。
カフェインには利尿作用があることから、コーヒーを飲むことはむくみの防止にもなります。ですが、カフェインを大量に摂りすぎて、体内の水分の均衡が崩れてしまい、かえってむくみを招いてしまう事になるのです。
また、カフェインにはコルチゾールというホルモンを増加させる作用があります。このコルチゾールが過剰になると、身体にエネルギーを蓄えようとする作用が働き、体が脂肪を蓄えようとしたりして、太りやすくなってしまうのです。
いかがでしたでしょうか。
いつもの美味しいコーヒーを飲むことでダイエット出来てしまうのなら、痩せられるような飲み方で楽しもうと思った方も沢山いらっしゃるでしょう。
ですが、ちょっとしたことばかりですが、気をつけることが沢山ありますね。そのほんの少しの違いが、ダイエットに繋がるか繋がらないかを分けてしまいます。ダイエットにつながらないどころか、かえって太ってしまうようでは元も子もありませんよね。
特に大切なのは、効果を狙うあまり、沢山飲んで早く痩せようとすることです。これをすると、身体に悪いばかりか、確実に太ってしまいます。
大切なポイントさえ押さえれば、難しいことは何もないコーヒーダイエットで、健康的に痩せて綺麗になりましょう。
まとめ
コーヒーの効能で健康的に痩せる為の7つのダイエット方法
・運動をする20~30分前に飲もう
・インスタントでなくドリップコーヒーを淹れよう
・浅煎りの豆を選ぼう
・暑い時期でもホットで飲もう
・ブラックで飲もう
・一度に沢山飲むよりも、数回に分けて飲みもう
・一日に5杯を超えては逆効果です