子供が下痢の時の食事としてオススメできる7つの食べ物

子供が下痢の時の食事としてオススメできる7つの食べ物

子供というのは、ちょっとしたことでも直ぐにお腹をこわして下痢になってしまいます。原因も様々です。冷たい物の食べ過ぎやお腹を冷してしまったというようなことから、食中毒や感染症といった心配なものまで、いろいろなことが原因として考えられます。

大人でしたら、自分の体調を考えて食べ物を選ぶこともできますが、子供の場合はそうはいきません。お母さんが子供の下痢の状態をしっかりと把握して、どの程度の食べ物を食べさせてあげたらいいのかを知っておく必要があります。特に下痢の程度のひどい状態、ほとんど水のような状態の便になっている時などは、食べ物を食べさせてしまうと、より下痢を悪化させてしまいます。

いざという時に慌ててしまわないように、子供が下痢になった時にはどんな食べ物を食べさせたらいいのかを、知っておきましょう。

 

子供が下痢の時の食事としてオススメできる
7つの食べ物

 

スポーツドリンクで脱水症状を防いであげましょう

下痢の症状がひどい時には、身体が脱水症状をおこしてしまうことがあります。子供は大人に比べて体内の水分量が多いため、脱水症状を起こしやすいので、特に注意が必要です。

下痢の症状がひどい時は、食べ物は食べさせないようにした方が良いでしょう。そして、水分だけはこまめに飲ませてあげましょう。

お茶などでも構いませんが、スポーツドリンクでしたら失われた電解質も水分と一緒に摂取できますし、ブドウ糖によってエネルギーの補給もすることができます。

 

先ずはおかゆから食べさせてあげましょう

下痢の症状が治まってきたら、柔らかく煮たおかゆを、ほんの少しずつ食べさせてあげるようにしましょう。

子供は、下痢が少し治まって楽になってくると、お腹が空いているので一気に沢山食べてしまうことがあります。下痢が治りかけてきている時にそのような食べ方をしてしまうと、また下痢の症状が悪化してしまうことがありますので、子供が沢山食べたがっても、少しずつ様子を見ながら食べさせてあげましょう。

おかゆは、お米1に対して水10で炊きましょう。例えば、お米50cc(ml)なら水500cc(ml)です。

 

うどんを食べさせてあげても良いですね

うどんを軟らかくなるまで煮たものを食べさせてあげるのも良いでしょう。

うどんもおかゆと同様に炭水化物ですので、消化が良く、胃に負担をかけません。ただし、コシの強いうどんは避け、しっかりと柔らかくなるまで煮たものを食べさせてあげてください。

うどんにはもともと少量の塩分が含まれているので、香りづけ程度の薄い味付けにします。パックタイプの出汁の素などを使って出汁をとって煮込んであげると、濃い味付けをしなくても出汁の香りで美味しく食べられます。

 

りんごをすってあげましょう

りんごは、下痢にも便秘にも効く万能食品です。

りんごには水溶性食物繊維のペクチンが含まれており、これが便に含まれる水分を調整してくれることで、下痢に効くと言われています。

また、りんごには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が豊富に含まれており、これらの食物繊維が腸内環境を整えてくれます。

水溶性食物繊維のペクチンはりんごの皮に豊富に含まれていますので、下痢の際にはりんごを皮ごとすりおろして食べさせてあげましょう。まだ下痢症状が心配な状態でしたら、すりおろしたものを濾して、果汁だけを飲ませてあげてください。

 

バナナを食べさせてあげても良いですね

炭水化物を食べさせてあげても下痢の症状が悪化してこないようでしたら、熟した柔らかいバナナを食べさせてあげるのもおすすめです。

バナナには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維が豊富に含まれている為、腸内環境を良くしてくれる効果があります。また、バナナにはオリゴ糖が含まれており、これが非常に腸内環境の改善に役立ちます。

バナナは栄養補給という面でも非常に優れた食品ですが、食物繊維が豊富に含まれていますので、下痢の様子を見ながら、少しずつ食べさせてあげるようにしましょう。

 

治まってきたら、にんじんやイモ類も

下痢が治まってきたとしても、いきなり普段通りの食事メニューにもどさないようにしましょう。回復してきたなと思ったら、ごはんやうどんなどの炭水化物を中心としたメニューを食べさせてあげるようにしましょう。

にんじんは下痢に効く食品ですので、柔らかく煮込んで野菜スープにするなどしてみてください。

また、じゃがいもや里芋もお腹に優しいので、下痢が治まってきた頃にはお勧めの食品です。お味噌汁にいれたり、煮物にして食べさせてあげましょう。

 

食べさせてはいけない物を知っておきましょう

油を使った食べ物は、非常に胃に負担となってしまいます。揚げ物や脂身の多いお肉、生クリームや洋菓子、スナック菓子などは、完全に胃腸の調子が戻るまでは食べさせないようにしましょう。

お腹を冷やす冷たい食べ物や飲み物も、下痢の時には良くありません。冷たいジュースやアイスクリームも、しばらくは食べさせないようにしましょう。

果物は、りんごとバナナ以外は下痢を悪化させてしまいますので、気をつけてあげましょう。

牛乳もしばらくは飲ませないようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。

子供の下痢は突然にやってきます。子供が下痢になった時にあわてないように、下痢の時に食べさせてあげられるものを知っておくと良いですね。

お米はいつでも常備されているものですし、うどんも乾麺ならば常備しておくことができます。子供が下痢になって体調を崩してしまってからでは買い物にも行くことができませんので、スポーツドリンクも1本常備しておくと、いざという時にとても助かりますね。

下痢の時におすすめの食べ物を参考にして、お子さんの下痢を少しでも早く楽にしてあげられるといいですね。

 

まとめ

子供が下痢の時の食事としてオススメできる7つの食べ物

・スポーツドリンクで脱水症状を防いであげましょう
・先ずはおかゆから食べさせてあげましょう
・うどんを食べさせてあげても良いですね
・りんごをすってあげましょう
・バナナを食べさせてあげても良いですね
・治まってきたら、にんじんやイモ類も
・食べさせてはいけない物を知っておきましょう


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