キムチの栄養素で体が超~元気になる7つの理由

キムチの栄養素で体が超~元気になる7つの理由

アメリカの健康情報誌による世界5大健康食品の一つとして選出されるなど、世界的にも健康効果の高い食品として認められているキムチ。キムチの国、韓国だけでなく、日本の食卓にもキムチは欠かせないくらいにおなじみとなっています。

キムチは健康にも良いからと食べている人も多いと思いますが、ではそのキムチの何が体に良いのか、キムチを食べるとどんな健康効果があるのかは、意外と曖昧なまま食べられているのではないでしょうか。

確かに、キムチを食べている韓国の人たちは、痩せていてメタボリックとは無縁のように見えますが、キムチを食べることでもたらされる効果はそれだけではありません。キムチには、とてもたくさんの、身体を健康にしてくれる栄養が含まれているのです。

キムチが私たちの身体にどんな効果をもたらしてくれるのかを知り、毎日の健康のために、もっとキムチを役立てられるといいですね。

 

キムチの栄養素で
体が超~元気になる7つの理由☆

 

乳酸菌による整腸作用

キムチに含まれる乳酸菌の数はヨーグルトの100倍とも言われます。また沢山の種類の乳酸菌が含まれていますが、そのほとんどが、ラクトバチルス菌と呼ばれる乳酸菌です。

このラクトバチルス菌は、正式には「ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株」と言い、殆どの乳酸菌は腸に達するまでに死んでしまう中、生きたまま腸まで達することが出来る乳酸菌です。

その為、このラクトバチルス菌が腸の中で善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす作用をし、腸内環境を整えてくれるのです。

 

乳酸菌が悪い菌を退治する

キムチに含まれる乳酸菌のラクトバチルス菌は、非常に強い乳酸菌です。その為、大腸菌やO-157といった菌なども退治する程の力を持っていますので、毎日の食事にキムチを取り入れることは、食中毒を予防するのにも役立ちます。

ただし、このように強いラクトバチルス菌ですが、腸の中で長時間生きていることは出来ません。その為、毎日継続的に、少しずつ食べることで、この乳酸菌の持つ様々な健康効果を取り入れることができるのです。

 

乳酸菌でアレルギー疾患の症状を改善しよう

アレルギー症状は、免疫細胞であるヘルパーT細胞において、Th2が増えTh1が減ることにより、過剰な抗原抗体反応が起こされることで起こります。

キムチに含まれるラクトバチルス菌は、Th2を減らし、一方でTh1を増やす働きをします。この働きによって、免疫細胞の働きが正常な状態に戻されてゆき、アレルギー疾患であるアトピー、喘息、花粉症などの各種症状が改善されてゆきます。

また、キムチの材料に含まれるトウガラシのカプサイシンには、皮膚の炎症やかゆみを抑える作用があるため、このこともまたアレルギー症状の緩和に役立ちます。

 

代謝促進効果を期待しよう

キムチに使われる材料のトウガラシに含まれるカプサイシンが、代謝を促進する作用をします。また、生姜に含まれるジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンもまた代謝を促進させる作用があります。

その他、にんにくに含まれるアリアシンにも代謝促進作用があり、キムチを食べることで基礎代謝がアップする効果を得られます。特にカプサイシンとアリシンには、脂肪を代謝する効果があるため、ダイエット効果やメタボリック対策にとても有効な食べ物だと言えます。

 

コレステロール値を下げよう

キムチを毎日大量に食べるとコレステロール値が下がるという研究結果が、大学の研究チームによる実験データとして発表されています。大量にというのは、一日230グラムのキムチなので、量にしたらスーパーで売っているキムチ1パックといったところです。

また、大量に食べなくても、一日14グラムのキムチを食べる実験でも、コレステロール値が下がる効果が認められていることから、少量でも毎日継続的にキムチを食べ続けることは、コレステロール値の改善にとても効果があるということが言えます。

 

豊富なビタミンや栄養で体を健康に

キムチは加熱処理をしないため、材料に含まれる栄養素が残っています。

また、塩漬けの段階で沢山のビタミンは失われるのですが、多くの微生物の力を借りて発酵していく過程で、もともとは野菜には含まれていなかったビタミン類が大量に作られます。ビタミンB1、ビタミンB2、特にビタミンB12が多く作りだされます。

また、ギャバと呼ばれる物質も、乳酸菌の働きによってタンパク質から作り出されますが、このギャバは精神の安定、腎臓や肝臓の機能の活性、アルコールの代謝の促進、脳の血流の改善、血圧降下作用など、大変優れた健康効果を持つことが分かっています。

 

スタミナを増進しよう

キムチに成分には、スタミナを増進させる効果のあるタウリン、アスパラギン酸、ニコチン酸が含まれています。タウリンはスタミナ増強効果があるとして栄養ドリンクに含まれる成分として有名ですが、肝機能を高める働きにより、身体や細胞を健康な状態に導いてくれます。

アスパラギン酸もまた栄養ドリンク剤に含まれる成分として有名ですが、このアスパラギン酸はエネルギー代謝を助け、体力を増強し、疲労の回復を促進させます。

そして、ニコチン酸が、肝臓をサポートしてアルコール分解を助け、脂肪をエネルギー化するのを促進させます。これらの働きが、スタミナを増進してくれるのです。

 

いかがでしたでしょうか。

キムチにはとても沢山の栄養や、生きた乳酸菌などの人間の身体の役に立つ成分が沢山含まれています。生きた食品の為、栄養素の値も、熟成の度合いによってどんどん変化していく食品です。

一番ビタミン類が多く含まれるのは、漬けてから3週間ほど経った頃。また、ギャバや乳酸菌の量は、発酵が進むにつれて多くなります。

発酵が進むとまろやか酸味が出てきますが、これは適正な温度管理(10度以下)である必要があります。適正な温度管理ができていないと、酢酸発酵が進んで、ピリピリとした刺激のあるキムチに発酵してしまい、乳酸菌は死滅してしまいます。

キムチの食べごろを知って効果的に栄養を取り入れ、毎日の健康に役立てましょう。

 

まとめ

キムチの栄養素で体が超~元気になる7つの理由

・乳酸菌による整腸作用
・乳酸菌が悪い菌を退治する
・乳酸菌でアレルギー疾患の症状を改善しよう
・代謝促進効果を期待しよう
・コレステロール値を下げよう
・豊富なビタミンや栄養で体を健康に
・スタミナを増進しよう


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