日本で梨が食べられ始めたのは、弥生時代ってご存知でしたか?また、歴史的な文献に梨が初めて登場したのは「日本書記」です。
このように古くから日本人に食べられている梨ですが、実は梨のルーツは「中国」といわれています。
また、日本では幸水や二十世紀梨などの「和梨」のイメージが強いですが、西洋では「洋梨」やその国ごとの特徴のある梨が定着しているのです。
ここまで読んで頂いて「梨の歴史って、実は奥深い!」と思った皆さん。もう1つ…梨は歴史だけでなく、その栄養価も奥深いのですよ~。水分だらけで栄養がないと思われがちですが、そんなことはないのです!
そこで今回は「お菓子にもGOOD☆梨の栄養を取り入れたレシピ集」と題してご紹介します。
お菓子にもGOOD☆
梨の栄養を取り入れたレシピ集
熱さましに効果的☆梨の栄養まるごとジュースを飲もう
風邪やインフルエンザなどで高熱が続くと、食欲が無くなり体力が衰えてしまいます。そこでオススメするのが、果実に含まれる水分量が90%もある「梨」です。
また内臓など体の奥にたまった熱を冷やす効果もあるので「美味しい熱さまし」とでも言いましょうか。
早速、作り方をご紹介します。
<梨の栄養まるごとジュース 1人分>
・和梨 1個
・氷 10個
作り方
①梨は芯をキレイに取り除き、一口大に切ります。
②ミキサーに切った梨と氷を入れて、形が無くなるまでミキサーにかけます。
③グラスに移せば出来上がり!
便秘解消にいかが?ヨーグルト&梨のすりおろしソース
「何日も便秘していて、お腹が痛い」「便秘薬に頼らずに、お腹をスッキリさせたい」という方にオススメなのが、梨とヨーグルトの組み合わせです。
どちらの食材も、消化器系の働きを整える作用があるので、合わさることで大きな効果を発揮するのです!
早速、栄養たっぷりレシピをご紹介してまいります。
<ヨーグルト&梨のすりおろしソース 1人分>
・和梨 半分
・水 大さじ1
・粉砂糖 10g
・プレーンヨーグルト 80g
作り方
①梨は皮を剥き、1cm角に細かく切ります。
②耐熱皿に梨を移して、水大さじ1と粉砂糖を加えて1分加熱します。
梨が半透明になって、火が通ったら完成です。
③プレーンヨーグルトに、②のソースをかければ完成!
ダイエット中のお肉も梨と一緒ならOK?梨の生ハム巻きを試そう
ダイエット中でもお肉が無性に食べたくて我慢できなくなる時や、普段は塩分を控えた食事をしていても突然しょっぱい物が食べたくなる時があるでしょう。
そんな時に大活躍するのが、コレステロール値の抑制と高血圧予防効果のある梨です。今回は、お肉と梨を使ったレシピをご紹介します。
<梨の生ハム巻き 2人分>
・和梨 半分
・生ハム 8枚
・乾燥パセリ 少々
作り方
①和梨の皮を剥いて、八等分にします。切った時に表面に出てきた果汁は、ティッシュでふき取ります
②梨1個に対して、生ハム1枚をくるんと包みます。
③彩りの仕上げとして、パセリを軽く振って完成です。
梨の甘みと生ハムのしょっぱさが相まって、絶妙の味わいを楽しめます。
咳・痰などの喉トラブルに!栄養凝縮☆手作り梨シロップを作ろう
最初の項目で風邪などによる高熱に効果があるとご紹介しましたが、実は喉や痰などの喉トラブルにも嬉しい作用があります。
梨に含まれる水分には呼吸器系の炎症を抑える作用があるので、痛みを和らげるためにも積極的に梨の有効成分を取り入れましょう。
そこで今回は、誰でも簡単に作ることが出来る梨シロップをご紹介します。
<手作り梨シロップ 1か月分>
・和梨 400g(皮を剥いた状態で)
・白砂糖 450g
・保存瓶
作り方
①保存瓶に、薄切りにした梨と砂糖を交互に入れて行きます。
②砂糖がきちんと溶けるまで、1日2~3回かき混ぜます。1週間ほど時間がかかるでしょう。
③ざるで、果肉を取り除きます。約2~3ヵ月は冷蔵庫で保存が可能です。
水や炭酸水で割って飲んでも良いですし、栄養豊富なシロップをそのまま飲んでもOK☆是非、1度お試しください!
激しい二日酔いに!梨・りんごの酔い覚ましジュース
もう1つ梨の栄養をまるごと閉じ込めたジュースをご紹介しましょう。
忘年会・新年会・歓迎会・送別会のシーズンはつい飲み過ぎてしまいますよね?
そこで、有害なアンモニアを体外へ排出するアスパラギン酸を豊富に含むので、二日酔いのときに食べると効果があると言われている梨と消化の良いりんごを使った栄養満点ジュースを飲みましょう。
<梨・りんごの酔い覚ましジュース 2人分>
・和梨 1個
・りんご 1個
・氷 10個
作り方
①梨とリンゴは芯をキレイに取り除き、一口大に切ります。
②ミキサーに切った梨と氷を入れて、形が無くなるまでミキサーにかけます。
③グラスに移せば出来上がり!
疲労回復に効果的♪梨の栄養まるごとサラダを食べよう
梨には豊富な水分とカリウム、食物繊維が含まれていますし、適度な水分もあるので身体が疲れている時には、最適な食材です。
食欲がない時でもシャキシャキとした食感の梨を食べると、どんどん食欲が湧いてきます。
そこで今回は、疲労回復するための「梨サラダ」をご紹介します。
<梨の栄養まるごとサラダ 2人分>
・和梨 半分
・レタス 半分
・ミニトマト 4枚
・パプリカ 半分
・生ハム 4枚
・和風ドレッシング 大さじ2
作り方
①準備した梨の半分は、薄いスライスに。残りはすりおろします。
②レタスは一口大にちぎり、ミニトマトとパプリカは適当な大きさに切っておきましょう。
③和風ドレッシングに①の梨のすりおろしを混ぜます。
④最後に盛り付けです。深めのお皿にレタスをしいて、その上から他の材料をキレイに盛り付けていきましょう。
⑤梨入りドレッシングをかけて、軽く混ぜれば完成です。
デトックスに効く!梨と紅茶のフルーツポンチをデザートにしよう
梨に含まれる豊富な水分とカリウムのおかげで、梨には高いデトックス効果があると言われています。
年齢を重ねるごとに新陳代謝は低下してくるので、肌の老化と肥満防止のためにも梨を積極的に食べることをオススメします。
それでは、最後のレシピは梨を使ったおもてなしデザートをご紹介します。
<梨と紅茶のフルーツポンチ 4人分>
・和梨 半分
・りんご 半分
・キウイ 半分
・紅茶(自動販売機で売っている砂糖入りがオススメ)250ml
・炭酸水 100ml
作り方
①フルーツは全て一口大に切ります。
②ボールにフルーツを入れて、紅茶(自動販売機で売っている砂糖入りがオススメ)250mlと炭酸水 100mlを加えます。
軽く混ぜたら、完成!
美味しいうえに、フルーツの酵素がたっぷり摂れる最高のデザートです♪子供~大人まで、お気に入りの味であることは間違いなし!
以上、「お菓子にもGOOD☆梨の栄養を取り入れたレシピ集」をご紹介しました。いかがでしたか。
もちろんそのまま食べても美味しい梨ですがピューレ状にしたり、お肉やヨーグルトなど他の食材と組み合わせてもとても美味しいですよ♪
今回ご紹介したレシピは、どれも簡単で梨の栄養を最大限取り入れたものばかりです!
日本にはたくさんの梨の種類がありますから是非色んな梨でお試しになってはいかがでしょうか?
どのレシピも簡単なものばかりですから、ご安心下さい☆
まとめ
お菓子にもGOOD☆梨の栄養を取り入れたレシピ集
・熱さましに効果的☆梨の栄養まるごとジュースを飲もう
・便秘解消にいかが?ヨーグルト&梨のすりおろしソース
・ダイエット中のお肉も梨と一緒ならOK?梨の生ハム巻きを試そう
・咳・痰などの喉トラブルに!栄養凝縮☆手作り梨シロップを作ろう
・激しい二日酔いに!梨・りんごの酔い覚ましジュース
・疲労回復に効果的♪梨の栄養まるごとサラダを食べよう
・デトックスに効く!梨と紅茶のフルーツポンチをデザートにしよう