ヨガブロックは、ヨガのポーズをサポートしてくれる補助的な役割の器具です。素材は主に、樹脂製の木やコルク製のものがあります。使い方によって、柔らかいヨガブロックがいい場合と堅いヨガブロックがいい場合があるので、2種類持っておくといいでしょう。また、ヨガブロックは人はポーズによって、適切な高さが異なります。そのため、高さの調節が出来るタイプのものだと便利ですよね。
ヨガは、リラックスした状態で無理なく行うのがベストですが、ポーズによっては、きついと感じることもあるでしょう。そんな時にこのヨガブロックを補助的に使うことで、一人でも楽にきれいなポーズをキープ出来るのです。
そこで今日は、自宅ヨガで役立つヨガブロックの具体的な使い方についてお伝えします。ではご覧ください。
ヨガブロックを使うと自宅ヨガが見違える☆
具体的な使い方
高さが調整出来るヨガブロックを良いする
まず、自宅ヨガでヨガブロックを活用するためには、適切なヨガブロックを選ぶ事が大切です。
ヨガブロックをポーズの補助的な役割として使用する場合、3段階くらいの高さ調節ができる物を選びましょう。3段階の高さ調節ができれば、体が筋肉痛などであまり動かない時、ポーズを深めたい時、また、通常の時と3種類のバリエーションが用意できるためです。
ヨガブロックの素材は、体全体を手で支えるときの下に置く時は硬めのもの、腰や背中の下に敷くときは柔らかい物を選ぶといいでしょう。
三角のポーズはヨガブロックを支えに使う
三角のポーズの時にヨガブロックを使うと、無理をすることなくポーズをキープできます。まず、脚を大きめに開いて立ちます。両手を水平に伸ばして、徐々に左側に体を倒していきます。
本来であれば、左手のひらで床を抑え、右手を天井にピンと伸ばすのですが、左手が床まで届かない人はよくいます。
そこで、無理をせずに、ヨガブロックを左足の後ろに置き、そこに左手を置きます。楽になるので、きれいなポーズに集中出来るのです。反対側も同様に行うので、今度はヨガブロックを右足の後ろに置きましょう。
首に負担をかけないようにヨガブロックを使ってブリッジする
頭で体をささえるブリッジのポーズは、首にかかる負担が非常に大きいものです。そこで、ヨガブロックを肩甲骨の下当たりに引くことで首に係る負担が軽減されます。手順は、まず、床に仰向けになり、足を曲げます。腕は体にそって手のひらを床側にして起きます。
その状態で、腰をぐっと上に突き上げ、頭と足でブリッジをするのですが、予め、肩甲骨の下辺りに低めで柔らかいのヨガブロックを敷いて行ってみましょう。
リクラインヒーローズポーズで腰の負担を軽減させる
ヨガブロックを背中と頭それぞれに置いて、上半身がやや起こされる位の傾斜をつけた状態で、リクラインヒーローズポーズを行うと、腰を痛めずにポーズをキープできます。
リクラインヒーローズポーズとは、仰向けになって、両足をお姉さん座りのように折り曲げるポーズです。太ももの表側の筋肉が堅い人だと、十分に折り曲げる事ができず、腰がそってしまいます。そうなると腰を痛める恐れがあるのです。
ヨガブロックをクッションに背中の下に敷くと、腰に負担がかからないよになります。高さやヨガブロックの数は、自分の体の硬さに合わせて調節しましょう。
ダウンドックでヨガブロックを使ってポーズに集中する
ヨガの代表的なポーズであるダウンドックは比較的誰でも行えるポーズのように思われていますが、正しいポーズにこだわろうと思うと中々難しいものです。しかし、ヨガブロックを使うとポーズに集中することが出来るのです。
まず、床にうつ伏せになります。手のひらを自分の顔の横の床につき、足を肩幅に開き、お尻をぐっと挙げてダウンドッグのポーズをするのですが、その時、頭の下にヨガブロックを置いて頭を支えましょう。
頭が固定されることで、安定感がでるので、お尻を天井の方向にぐっと持ち上げることができ、足の裏側のストレッチ効果、腹筋への力の入れ具合に集中出来るのです。
ツイストの三角のポーズでヨガブロックを使う
ツイストの三角のポーズでもヨガブロックを使うと無理なくポーズを決めることができます。
ツイストの三角のポーズでは、まず両足を肩幅より広く広げて立ち、右足の後ろにヨガブロックを置きます。左手で右足の後ろに置いたヨガブロックを抑えて右手は天井の方に上げます。ヨガブロックがないと、左手が床につきにくいため不安定ですが、ヨガブロックがあると、腰をひねって右手を上に上げることに集中できるのです。
反対側をするときは、ヨガブロックを左足の後ろに置いて同様にポーズを行いましょう。
ヨガブロックでシーテッドツイストポーズを深める
ヨガブロックを使ってシーテッドツイストポーズをすると、よりポーズを深めることができ、ウエストのシェイプアップに効果があります。
まず、ヨガブロックを自分の後ろに置きます。あぐらをかいて右手を体の後ろにおいてあるヨガブロックの上に置きましょう。体をねじりながら、左手を右のひざに引っ掛けます。息を吸って、体をゆるめ、吐く時にグッと体を深くねじっていきます。
この時にヨガブロックがあると、右手に力を入れることができ、よりウエストを深くねじることが出来るのです。
さて、ヨガブロックは、ヨガの初心者の人はもちろん、ヨガの上級者の人でも、より美しいポーズを追求する時などに活用することができます。インストラクターがいなくても、ヨガブロックがあれば、体をサポートしてくれるので、自宅ヨガをする時にヨガブロックがあると、一人でもポーズを深めることが出来るのです。
日常的にヨガをやっている人でも、苦手なポーズというものはありますので、自分が無理をしないとできないと感じているポーズの時に、このヨガブロックを活用することをおすすめします。
まとめ
ヨガブロックを使うと自宅ヨガが見違える☆具体的な使い方
・高さが調整出来るヨガブロックを良いする
・三角のポーズはヨガブロックを支えに使う
・首に負担をかけないようにヨガブロックを使ってブリッジする
・リクラインヒーローズポーズで腰の負担を軽減させる
・ダウンドックでヨガブロックを使ってポーズに集中する
・ツイストの三角のポーズでヨガブロックを使う
・ヨガブロックでシーテッドツイストポーズを深める