ヨガの始まりは、古代インドが発祥の修行法でした。最初に日本に入ってきたのは、西暦806年にさかのぼると言われています。現在のような健康法としてのヨガは、2004年ごろからブームとなり、年を追うごとにヨガ人口は増加しています。
しかし、ヨガのポーズには、体の柔軟性を求められるものが多くあり、初心者や、長く運動から離れている方には、難しいものも多くあるのです。特にDVDや書籍に倣って行う自宅ヨガでは、ムリなヨガポーズが返って不調の原因にもなりかねません。
そこでおススメしたい補助具がヨガブロックです。ヨガのポーズを取る際にサポートしてくれるブロック型の補助具のこと。本記事では、そのヨガブロックがどのように役に立つかをご説明していきましょう!
ヨガブロックで出来ることと選び方、
7つのまとめ
ポーズを正しくキープする
ヨガでは、バランスをとったまま静止するというポーズが多くあります。しかし、ポーズを作るのがやっとで、それを保つことが難しいという方もいるのではないでしょうか。ポーズを支える筋肉が、まだ備わっていない可能性があります。
そんなときはヨガブロックの出番です。たとえば、ブリッジのポーズは、筋力のほか柔軟性も必要とされますが、ブロックを使うことで、ポーズを正しく保つことが可能になります。
下半身を安定させる
ヨガの理想的な姿勢は、下半身が安定していることです。ヨガの代表的なポーズ「三角のポーズ」には、手を床につけて行うものがいくつかあります。
しかし、初心者の方のなかには、手が床にぴったりとつかないこともあるでしょう。そういった場合、適した高さに積んだヨガブロックを、手のつく場所に置くことで、安定してポーズを保つことができます。
負荷を調節する
これまでお伝えしているように、ヨガブロックは、ポーズを正しい状態で保持するために非常に有効なものです。しかし、その日の体調やその人それぞれの柔軟度によって、必要な負荷が変わります。
そういうときは、ブロックの置き方で高さを変えたり、いくつか積み重ねることで、負荷を調節することが可能です。体が硬くて不安な方も、このヨガブロックがあれば、安全に楽しくヨガを始めることができます。
自主トレ時のポーズ補正
どなたにも、あまり得意でないポーズがあるのではないでしょうか。スクールなどで、ポーズを第三者に見てもらっているときはいいのですが、自宅でやっているうちに、ポーズが正しく保てているかわからなくなることはありませんか。
またポーズを保つことに集中するあまり、呼吸が正しくできなくなる方も少なくないようです。そのような場合はヨガブロックの力を借りてください。無理なく正しく、綺麗にポーズを保つことができます。
ストレッチや筋力トレーニングの補助
ヨガブロックは、ヨガ以外のストレッチでも使うことが可能です。腰のくぼみ、肩甲骨の間にヨガブロックを置き、その状態で仰向けになると、ヨガブロックを置いた場所がほどよく伸びてとても気持ちがいいです。
このストレッチは横になるだけですので、楽に続けることができます。ヨガブロックを、両脚で挟むことによって、筋肉が緊張させるなど、筋力トレーニングに使うことも可能です。
ヨガブロックの選び方・素材編
ヨガブロックには、いろいろな種類があり、たとえば素材だけでも、軽いウレタンやビニール、コルク製、竹製などがあります。ウレタン製は、軽くクッション性に優れているのが特徴です。コルク製はウレタンより重いぶん安定感があります。
竹製は、このなかでは少々効果なのですが、エコな素材なのが魅力です。また竹には古くから、人の心を落ち着け、創造性を育てると信じられて来ました。これはヨガと相通じるところがあります。そのような素材でできたヨガブロックを使うことで、気持ちを高めていくのもいいですね。
ヨガブロックの選び方・サイズ編
ヨガブロックは、製品によってはサイズがいくつか揃えられているものがありますので、ご自身のスキルに合わせて選びましょう。なお、置き方によって高さを調節することが可能です。
一番面積が広い面を床につけると、低くなり、また、そのとき横になっている、面積が狭い面を床につけると高くなります。ブロックの縦・横・高さを確認してから選ぶといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。ヨガを始めたけれどもうまくできず、効果もわからないのでなんとなくやめてしまった……。という方もいらっしゃるかもしれません。そのような方に、ぜひ、今回ご紹介したヨガブロックを使っていただきたいです。今までより、楽に、正しくポーズを取ることができますよ。
ヨガブロックは主にスポーツセンターやヨガ教室で多く取り入れられていますが、使い方を把握できれば自宅ヨガに挑戦したい初心者に最適な道具です。ぜひ、ヨガブロックとの出会いをきっかけに、日々の生活にヨガ習慣を組み込んでください。
毎日のヨガ生活が気持ち良くなりだしたら、全身が見える鏡とヨガマットで快適な環境をおススメします。運動は何事も継続がポイント。毎日続けるには気持ち良さを意識した環境設定が重要です。
まとめ
ヨガブロックで出来ることと選び方、7つのまとめ
・ポーズを正しくキープする
・下半身を安定させる
・負荷を調節する
・自主トレ時のポーズ補正
・ストレッチや筋力トレーニングの補助
・ヨガブロックの選び方・素材編
・ヨガブロックの選び方・サイズ編