大人ニキビが消えない人は気をつけた方がよい5つの事

大人ニキビが消えない人は気をつけた方がよい5つの事
大人ニキビは思春期にできるニキビとは別物です。思春期ニキビは第二次性徴によって急激に増えた性ホルモンが、皮脂を多く分泌し、毛穴を詰まらせてニキビとなります。

しかし、性ホルモンが安定した二十歳以上になっても出てきてしまうニキビが大人ニキビです。大人ニキビは特に同じ場所に繰り返しできるという特徴があります。思春期ニキビと大人ニキビでは、原因もできる場所も異なります。それなのに思春期ニキビと同じ治し方を大人ニキビに対して行っていませんか?

もしかすると、その間違った対処が大人ニキビを繰り返す原因となっているかもしれません。大人ニキビがなかなか消えない人、何度も繰り返す人に、気をつけて欲しい5つのポイントをお伝えします。

 

大人ニキビが消えない人は
気をつけた方がよい5つの事

 

洗顔をし過ぎないように

大人ニキビも皮脂が原因だと思い込んで、何度も洗顔を繰り返したりしていませんか?その洗顔方法は大人ニキビには逆効果です。大人ニキビが発生するときに毛穴をふさいでいるのは、皮脂ではなく、古くなった皮膚・角質です。本来なら自然と剥がれ落ちるはずの古い角質が、うまく剥がれずに毛穴をふさいでいるのです。

このような状態で洗顔料によって繰り返し油分や皮脂を洗い落としたところで、大人ニキビの原因である古い角質は取り除くことができず、かえって本来あるべき皮膚の油分を失って、乾燥肌となってしまいます。乾燥肌になればさらに角質が自然と剥がれ落ちなくなり、大人ニキビができ続けるという悪循環に陥ります。

洗顔は朝晩1回ずつ、計2回程度にして、ゴシゴシこすらず洗顔料を肌に伸ばす感覚で行いましょう。ぬるま湯だけでもいいくらいです。洗顔後は、タオルでゴシゴシ拭かないように気をつけてください。肌へのダメージになります。タオルを肌に押し付けて水を吸い取らせるように拭きましょう。このような洗顔で、十分余分な皮脂は落とせます。そして皮脂を落とし過ぎないことで、乾燥から肌を守るのです。

 

化粧水、クリームは刺激の少ないものを

大人ニキビは皮脂ではなく、角質が自然と剥がれ落ちないことが原因。よって洗顔はほどほどにして、乾燥から肌を守ることが大事でした。乾燥から肌を守るには保湿成分入りの化粧水やクリームも効果的です。しかし大人ニキビ対策のポイントは油分は抑えながらもしっかり保湿することです。なので化粧水やクリームはオイルフリーのものを使うべきです。しかし、大人ニキビが消えない人は化粧水やクリームの、オイルやその他の成分によって、大人ニキビを繰り返し刺激している可能性があります。

油分と保湿の適度なバランスをとることと、肌に必要以上の刺激を与えないことが重要です。自分が使っている化粧水とクリーム、または化粧品に思い当たる節がある人は、刺激の少ないものに切り替えるようにしてください。

 

生活習慣を見直しましょう

さて、なぜ大人になると古い角質が自然と剥がれずに毛穴をふさぎ、大人ニキビを作ってしまうのでしょうか?ご存知の通り、肌の健康的なサイクルというものは、規則的な生活、十分な睡眠、ストレスのない生活などによって維持されていくものです。大人ニキビがなかなか消えない人は、これら日常の生活習慣に何かしらの問題があると考えられます。以下の項目をチェックして、当てはまるものがあったら、その点を改善するようにしてください。

・不規則な生活サイクル
・ストレスが多い
・睡眠不足
・運動不足
・偏った食生活
・過剰な喫煙、飲酒
・紫外線を多く浴びている
・シャンプーや洗顔料のすすぎ残し

これらのうち、1つでも該当するものがあれば、それが大人ニキビの原因かもしれません。人間の肌は本来なら適度な湿り気と油分を維持し、古い角質は自然と剥がれ落ちていくようになっています。生活習慣を見なおして、健康的な生活をすることで、本来の健康的な肌へと回復するはずです。

 

ホルモンバランスが崩れているかもしれない

思春期ニキビと同様に、大人ニキビもホルモン量の変化による皮脂の分泌が原因で発生することがあります。洗顔方法や化粧水、生活習慣に特に問題がないのに、大人ニキビが消えないという人は、ホルモンのバランスが崩れている可能性があります。

特に女性の場合、女性ホルモンの分泌量が不足していると、あごのまわりに大人ニキビができることが多いです。女性は生理周期によって、卵巣などで作られる女性ホルモン(エストロゲン)の量が変化するため、ホルモンバランスを崩しやすい傾向があります。生理周期も前述の生活習慣に影響されますので、ホルモンバランスのためにも健康的な生活サイクルを心がけてください。

また、卵巣のう腫、子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科系疾患があると、女性ホルモンの分泌が低下して、大人ニキビの原因となります。今まで婦人科にかかったことがない方で、大人ニキビがなかなか消えなくて困っている方は、一度、婦人科でこれらの疾患がないかどうか、検査してみると良いかもしれません。

 

髭剃りなどの肌へのダメージ

男性は一般的に女性より皮脂が多いです。大人ニキビは角質が毛穴をふさぐことが原因ですが、ふさがれた毛穴の中では思春期ニキビと同様に、皮脂を栄養として大きくなっていきます。よって男性は余分な皮脂を洗い落とすことが、女性より重要になってきます。

そして男性で多いのはヒゲソリで肌を傷つけてしまい、肌本来のサイクルが失われることによる大人ニキビです。ヒゲを剃るときは、シェービングクリームを使い、ヒゲソリ後のスキンケアもして、肌を守ることに気をつけてください。

 

本来は、大人の肌というのは丈夫で、自力で健康的な状態を維持できる能力があります。しかし、現代ではストレスの多い社会で、規則的な生活リズムを維持することが難しく、加えてメイクなどの肌にとって過酷な条件が揃っています。

これらの条件が複雑に大人ニキビなどの肌トラブルに関係してきますので、洗顔法や化粧水にいくらこだわっても、睡眠不足やストレスで大人ニキビが繰り返しできたりするのです。逆に紫外線を多く浴びていても、適度の運動やストレスフリーの生活をしている人は、肌が健康だったりもします。

大人ニキビがなかなか消えないという人は、日常生活において、健康的なサイクルのバランスが一部崩れていることが多いようです。目の前の大人ニキビを治療するというよりは、生活全体のバランスを良くするという意識で生活習慣の改善に取り組むのが、根本的な解決になるでしょう。

 

今日のまとめ

大人ニキビが消えない人は気をつけた方がよい5つの事

・洗顔はやり過ぎないように気をつけて
・化粧水や保湿クリームはオイルフリーの刺激が少ないものを使いましょう
・生活習慣を見直して、バランスの良い健康的な生活を心がけましょう
・婦人病などが原因でホルモンバランスが崩れているかもしれません
・ヒゲソリは肌を傷つけないようにして、ヒゲソリ後のケアも行いましょう


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