うなぎの栄養価は?夏の盛りに食される7つの理由に納得

うなぎの栄養価は?夏の盛りに食される7つの理由に納得
うなぎは日本では、古くから薬として重用されてきました。そのことは、万葉集でもうたわれているといいます。江戸時代のころから、夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べるようになりました。

この「土用の丑の日」ですが、一節によると、平賀源内が、うなぎ屋から頼まれて作ったキャッチコピーだとか。本当のうなぎの旬は、秋~冬ですが、このキャッチコピーのおかげで夏が旬だと勘違いしている人もいるでしょう。

しかし、うなぎには、夏バテ防止に効果のある栄養がたくさん含まれているので、夏にうなぎを食べることは、理に適っているといえるのです。

 

うなぎの栄養価は?
夏の盛りに食される7つの理由に納得

 

タンパク質が取れる

夏の体調不良は、夏バテから来るものが多いです。夏バテの初期症状は、ダルくなり食欲が低下するところでしょうか。暑い夏は基礎代謝が高まるので、タンパク質を多く消耗します。そういうときに、食べないでいるとタンパク質の供給が間に合わなくなり、そのままにするとどんどん具合が悪くなります。うなぎの主な成分は、タンパク質と脂質です。うなぎを食べることで、体内にタンパク質を供給し、夏バテを解消することができます。

 

夏に必要不可欠なビタミンB1

夏バテ防止に不可欠な栄養素のうち、代表的なものがビタミンB1。うなぎが夏バテにいいと言われているのは、このビタミンB1を含んでいるからなのです。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあります。夏に食欲がないからといって、冷たいそうめんやアイスクリームなどを食べていると、それらの糖質を分解するためにビタミンB1がどんどん使われ、不足してしまうのです。

もうひとつ、ビタミンB1には、消化液の分泌を促し、食欲を促進させる働きがあります。また、ビタミンB1は水溶性のビタミンですので、汗と一緒に流れ出しやすいため、汗をかきやすい夏には不足しがちです。夏バテ状態にならないためには、食事がとても大切です。そのなかで、うなぎなどビタミンB1の豊富な食品を意識的に食べるようにするといいでしょう。

 

夏のフラフラの原因、鉄欠乏貧血を防ぐ

夏に積極的にとりたいミネラルのひとつに鉄があります。鉄は汗とともに体の外に流れ出してしまうので、その結果貧血症状を訴える人が多いのです。うなぎにも鉄が含まれていますが、肝の方に多いので、機会があれば肝も食べるようにするといいでしょう。

鉄はビタミンCと合わせてとると、吸収が良くなるのですが、残念ながらうなぎにはビタミンCが含まれていません。ビタミンCが含まれている、野菜などと一緒に食べると、非常にバランスのいい食事になるのでおすすめです。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の働き

うなぎにも豊富に含まれている脂肪酸、DHAとEPA。DHAには、悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を予防する効果があると言われています。一方、EPAはDHAと同じ不飽和脂肪酸の仲間で、その働きも非常に近いのです。

EPAも動脈硬化などの生活習慣病を予防しますが、DHAとは、得意分野が違います。DHAはコレステロールの減少に、EPAは中性脂肪の減少に、力を発揮するのです。また、うなぎに含まれるEPAが、疲労回復を助け、バテない体つくりに貢献できる力を持っていることが発表されています。

 

夏バテで頭が冴えない人にも有効

頭が良くなる栄養素として有名なDHA。これはDHAが脳に到達し、脳神経を活性化する働きを持っているため、そのように言われているのです。夏バテの原因のひとつに、自律神経の乱れがありますが、これが進むと脳の機能が低下することが知られています。これもDHAの脳への働きかけによって、改善されることが期待できるのです。

 

ダントツに豊富なビタミンA

うなぎの大きな特徴は、ビタミンAが豊富に含まれていることです。その量は、牛肉の200倍とも、蒲焼き一人分で1日の必要量の3倍を摂取することができるとも言われています。ビタミンAは、眼の健康維持や皮膚を正常に保つはたらきのほか、風邪や細菌の感染に対する抵抗力をつける効果もあるところにも注目です。

近年、夏場にノロウィルスなど感染症が流行することがありますが、ビタミンAを含んだ食品を食べることが予防につながるので、ぜひうなぎを食べて、病気に強い体を作ってください。

 

ビタミンDとカルシウムの相乗効果

ビタミンDは、カルシウムを吸収する働きがあります。両方の栄養素が含まれているうなぎは、他の食品と比較して、よりカルシウムの効果が期待できると言えるでしょう。夏は、暑さで寝つきが悪くなる方も多いと思いますが、カルシウムには精神安定効果がありますので、よく眠れるようになります。睡眠は疲労回復の要です。睡眠でしっかり休養を取り、翌日の元気につなげましょう。

 

いかがでしたでしょうか。うなぎには豊富な栄養が含まれていることがわかったと思います。ただしうなぎには、ビタミンC、食物繊維などは含まれていませんので、家庭で食べるときには献立に工夫が必要です。今回、うなぎの栄養のうち、夏に有効なものに注目しましたが、これらを活かすことで、皆さんが夏を元気に過ごすことができるとうれしいです。

 

まとめ

うなぎの栄養価は?夏の盛りに食される7つの理由に納得

・タンパク質が取れる
・夏に必要不可欠なビタミンB1
・ダントツに豊富なビタミンA
・夏のフラフラの原因、鉄欠乏貧血を防ぐ
・DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の働き
・夏バテで頭が冴えない人にも有効
・ビタミンDとカルシウムの相乗効果


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