酵素ダイエットというと何か特別な物を食べなくてはいけないのかと思うかもしれませんが、私達が日常食べている食物に酵素が含まれています。
焼き魚にだいこんおろしを添える。麦飯にとろろ芋をかけるなど。大根にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化酵素が、山芋には、アミラーゼや、カタラーゼが含まれていて、魚や麦の消化を助ける役割を果たしています。食べ合わせで酵素の力を自然と取り入れていることが多いのです。
それでは、酵素を効果的に取り入れて、健康的にダイエットするにはどうすればよいでしょうか。それには、いくつかポイントがあります。
ズボラな私でも簡単にできる、
酵素ダイエットの7つのやり方
代謝酵素を活性化
体内に2つ合わせて一定量しか生産できない消化酵素と代謝酵素、これらは、20代をピークに減少していきます。食べ過ぎたり、、間食をして食事の間隔が短いと、「消化酵素」が働き「代謝酵素」の生産が後回しになり不足します。
代謝酵素は、体の脂肪をエネルギーに換えたり、吸収した糖や脂肪をエネルギーに換えたりする働きをします。代謝酵素を増やすには、消化酵素を助けるため、食事で「食物酵素」を体内に取り込むことが大切です。
一日の体のリズムに合わせた食事
酵素ダイエットでは、1日24時間を、体内の酵素の働きに応じて3つに分けて考えます。
排泄の時間帯・・・・・・04:00~12:00 代謝酵素がメインで働く
摂取と消化の時間帯・・・12:00~20:00 消化酵素がメインで働く
吸収と代謝の時間帯・・・20:00~04:00
それぞれの時間に合う食物を摂ることが大切です。
排泄の時間は、消化に負担のかかる食事をしない。
酵素たっぷりの朝ジュースで排泄をサポートしましょう。酵素は50度以上になると失活してしまうので、加熱しないまま(ローフード)摂取することが必要です。すりおろすことで、消化もよくなり、酵素が活性化するので、生野菜や、フルーツのジュースが適しています。
酵素を多く含む野菜・果物
・フルーツ類:パパイヤ、アボカド、キウイ、イチゴ、リンゴ、スイカ、バナナ、 マンゴー、パイナップル、イチジク、オレンジ、グレープフルーツ、プラム
・生野菜類:レタス、きゅうり、ズッキーニ、キャベツ、ホウレンソウ、トマト、ニンジン、セロリ、大根、キャベツ、小松菜、ラディッシュ、アルファルファ、かいわれ大根、ブロッコリースプラウトなどスプラウト類。
これらの食材を生ジュースで、朝起きて、胃が空っぽのときに飲みましょう。
ご飯やパンを食べる時は、生ジュースを飲んだ後20~30分時間おいてからにしましょう。
【豆乳バナナ】女性に嬉しいスーパーフード
バナナ・・1本
豆乳(無調整)・・100ml~
これらをミキサーにかけてとろりとしたら、出来上がりです。
バナナを好きなフルーツにかえてもOKです。
【アボカドバナナシェイク】デトックス効果で腸内スッキリ
アボカド・・1/3個
バナナ・・・1/3本分
ヨーグルト・100ml
摂取と消化の時間は、消化酵素が活発に働く時間帯。
食物酵素をたくさん摂ることを意識して、食事はこの時間帯に。夕食は午後8時までにとりましょう。
酵素を多く含む発酵食品 発酵食品
納豆、味噌、醤油、ヨーグルト、ぬか漬けをはじめとする漬物類、キムチ、チーズ、甘酒、粕漬け、塩麹等
毎食、生野菜をとりいれましょう。野菜の皮は基本使うことで、野菜の栄養価が高まります。
これらを発酵調味料と組み合わせて調理しましょう。
塩麹のお漬物
【つけだれ】
塩麹
大さじ3
甘酒
大さじ4
好みの野菜をカットして、保存袋につけだれを入れて軽くもみ、2時間~1日冷蔵庫で漬け込み出来上がりです。
食べる順序は、サラダや漬物など、酵素が含まれているメニューから食べることで消化が促進されます。
吸収と代謝の時間帯は、取り入れた栄養や酵素を使って新陳代謝を行う時間帯。
食事をするなら消化のよいものを軽めに、午前0時には就寝するとよいでしょう。ストレスや寝不足、食べ過ぎなどによる生活習慣の乱れによっても体内の酵素が減少してしまいます。
発酵食断食でデトックス
外食が続いて酵素が不足してきたなというときには「発酵食断食」でデトックス、消化によい酵素と発酵食を食べる事で、老廃物がスムーズに流れて腸内環境が整い代謝酵素も活性されます。
酵素を多く含む食材 その他の酵素を含む食材
はちみつ、メープルシロップ、オリーブオイル、低温圧搾油、ナッツ類、シード(種)類、豆類、ドライフルーツ、ドライ野菜(天日干し野菜)、海藻
ナッツとハチミツを合わせたものをストックしておくと、サラダなどにトッピングすると、栄養価も高くなり、アレンジ食材としても◎
断食といっても食べないわけではありません。酵素を多く含む食材、発酵食を組み合わせたメニューや酵素ジュースオンリーで1日過ごして身体をリセットしましょう。
控えた方がよい食品
せっかく身体に良い「酵素」を取り込んでも、同時に身体に悪い食べ物を摂っていては効果が出ません。酵素ダイエット中にできるだけ控えたほうがよい食材を挙げていきます。
動物性食品・・・牛ステーキ、焼き肉、焼き鳥、牛丼、ハンバーガー、ホットドッグ等。
揚げ物・加工食品・・・フライドポテト、ポテトチップ等のスナック・ジャンクフード類、とんかつ、コロッケ、てんぷら、唐揚げ、フライドチキン、ドーナツ、コンビニ食、ファーストフード食、レトルト食品等。
トランス脂肪酸・・・マーガリン、フライドポテト、コーヒーに入れるクリーム、インスタントラーメン、ショートニングを使用した食べ物
市販のドレッシング類・・・マヨネーズ、油の入ったドレッシング、保存料の多いドレッシング
白い食品・・・上白糖、白米、白い小麦粉で作られた炭水化物(うどん、食パン等)
甘いお菓子・・・チョコレート、ケーキ等のスイーツ、クッキー、アイスクリーム、
清涼飲料水・・・コーラなどの炭酸水等
カフェインの含まれている飲み物・・・コーヒー、紅茶等
アルコール類・・・ビール、ワイン、日本酒、焼酎等
これらは、老化を促進する有害物質「AGE(糖化最終産物、終末糖化産物)」の源になります。
上白糖を三温糖や黒糖に、小麦粉を米粉にするなど代替えして工夫をしましょう。
米国では、食生活が病気や死亡に至るリスクの要因が喫煙のリスクを上回ったそうです。そうした中で、野菜のよさが改めて見直されています。いきなり食生活、習慣をガラリと変えるのは大変なことです。少しずつ減らす、変えることができればいいと思います。
いかがでしたか。
毎日の食事内容や組み合わせで酵素ダイエットができるのであれば、無理なく続けられそうですね。過度なダイエットは禁物ですが、食事内容を見直すきっかけになれば幸いです。健康的に美しくなりましょう。
まとめ
ズボラな私でも簡単にできる、酵素ダイエットの7つのやり方
・代謝酵素を活性化
・一日の体のリズムに合わせた食事
・排泄の時間は、消化に負担のかかる食事をしない。
・摂取と消化の時間は、消化酵素が活発に働く時間帯。
・吸収と代謝の時間帯は、取り入れた栄養や酵素を使って新陳代謝を行う時間帯。
・発酵食断食でデトックス
・控えた方がよい食品