人間の体の中で一番脂肪がつきやすい部分はどこか、わかりますか。それは、お腹です。少し油断すると、お腹がポッコリしてしまいますね。でも、お腹の脂肪は付きやすい分、落としやすい部分でもあるので、少しの努力ですっきりとさせることができます。
でも、腹筋などの運動をしてもぜんぜんすっきりしない…という人もいますね。もしかすると、そのポッコリお腹の原因は「内臓脂肪」かもしれません。
お腹の脂肪には、消費する順序があります。まず、内臓脂肪を燃焼し、それから皮下脂肪を消費するんですね。一生懸命腹筋をしても、お腹が引っ込まない理由はここにあります。
お腹をすっきりさせるには、まず内臓脂肪をターゲットにしましょう。内臓脂肪は生活習慣の改善で、すっきり落とすことができます。
内臓脂肪を落とすには運動と食事改善が一番です。それには地道な努力が必要なように思われますが、毎日の生活にちょっとした工夫を取り入れるだけでも十分なのです。
ちょっとした習慣を生活に取り入れて、お腹の脂肪をすっきり落とす方法を紹介します。
お腹の脂肪を落とす方法☆
生活習慣の改善でくびれを作る7つの術
まずは歩こう
日常生活の中で一番手軽にできる運動は「歩くこと」です。でも、何気なく歩いているだけでは、運動にはなりません。お腹の脂肪を落とす目的の「歩く」は「有酸素運動」です。
ただ歩くのではなく「有酸素運動」を意識した歩き方をする必要があります。…といっても、それほど難しいものではありません。腕を90度に曲げ、大きく振りながら、いつもより広い歩幅でペースを上げて歩くようにしましょう。
普段電車やバス、車を使う生活をしている人は、いつもより少し時間に余裕を持って、ひと駅分歩いてみましょう。毎日ひと駅分の積み重ねがお腹の脂肪を減らしてくれます。
インナーマッスルを鍛えよう
脂肪を落とすには代謝力を上げるのが効果的です。代謝力を大幅にアップさせるには、インナーマッスルを鍛えるの一番効果的です。インナーマッスルは筋肉の中でもエネルギーの消費量が断トツで高いのです。
毎日の生活に気軽に取り入れられるインナーマッスルを鍛える方法がドローインです。腹式呼吸でインナーマッスルを鍛えます。
ドローインの方法
①まっすぐに立ち、腹式呼吸をする。
②息を吸い込み、吸い込んだ息をゆっくり吐き出しながら筋肉をお腹の奥に引っ込める感覚でお腹をへこませます。
③息を吐ききったらその状態で10秒キープ。
④息をゆっくり吸って、②~④を繰り返す。
電車の待ち時間や信号待ちの間に、気軽に行ってください。慣れてきたら息を吐ききってキープする時間を少しずつ伸ばしていきましょう。
炭酸ジュースは控えよう
ダイエットのときには水分を多めに摂ったほうがいい…ということは、もはや常識になってきました。一口に水分と言っても種類を選ぶことは大切です。
暑い季節には、炭酸飲料を飲んでシュワっとスッキリするのが好き!という人は多いですね。炭酸水は、便秘の解消や疲労回復、美肌効果があると、最近注目されています。
でも、炭酸飲料でも、炭酸ジュースは禁物です。炭酸は甘みを感じにくくさせる作用があります。炭酸ジュースには驚くほどの甘味料が使われているのです。
ダイエット中の水分補給は、水やお茶、炭酸水でもカロリーオフのものを選ぶようにしましょう。
空腹を避けよう
規則正しい食生活だけど、ちょっと食べ過ぎることがある…という人にお勧めなのは「食事の回数を増やすこと」です。お腹がいつも満たされて感じるようにすると、食べ過ぎを防ぐことにつながります。
食事のリズムを1日3食から1日5食にしてみましょう。この時、3食で食べる時より、5食で食べる一日の総量を少し抑えるのがポイントです。
5食の理想のリズムは「朝食・午前の間食・昼食・午後の間食・夕食」です。少しずつ食べることで、食べ過ぎを防いで、お腹の脂肪を減らすのに役立ちます。
和食を取り入れよう
今世界で和食が健康食として認められています。和食は、根菜や大豆製品、発酵食品、魚介類…食物繊維や良質のたんぱく質、ミネラルやアミノ酸をバランスよく摂ることのできる食事です。
和食…と聞くと、手間がかかる、作るのが面倒と思う人も少なくないでしょう。面倒な時には、ご飯をミネラルや食物繊維たっぷりの玄米や雑穀米に変えるだけでも、十分です。
和食中心の食生活にすると、便秘が解消され、代謝力がアップし、自然に脂肪が付きにくく改善されます。お腹の脂肪はつきやすいけど、落ちやすいので、毎日の食生活を少し変えると、効果が出てきます。
寝る前におへそを見つめよう
寝る前の少しの時間、インナーマッスルを鍛えるストレッチをしましょう。ストレッチと言っても方法は簡単です。
①仰向けになって膝を立てる。手は頭の後ろで組む。
②顔をあげてお臍のあたりを見つめる。10秒キープ。
③①②を繰り返す。
お腹の肉をすっきりさせると聞くと腹筋運動を思い浮かべますが、実はそれは表面上の筋肉を鍛える運動です。お腹の贅肉の元凶、内臓脂肪を減らすにはインナーマッスルを鍛えるのが効果的です。
このおへそを見つめる、一見負荷がかかっていなさそうなストレッチは、インナーマッスルを鍛えるのに効果があるのです。
目標を決めよう
毎日の習慣を少し変えて、お腹の贅肉を落とす努力をしていても、即効で効果が出るわけではありません。変わり映えしないお腹にモチベーションが下がってくることもあるでしょう。
そうならないために、目標を設定しましょう。少し小さめのジーンズを買う。スリムなワンピースを買う。目標サイズを達成したら、自分にご褒美をあげる。
どんなことでもいいので、「お腹の贅肉を落とすんだ」というやる気をアップさせる目標を決めるといいですね。
いかがでしたでしょうか。
お腹の脂肪を落とす7つの術を紹介しました。どの方法も簡単で手軽に取り入れられる方法です。ただ、どの方法も即効性があるわけではありません。毎日、少しずつ取り組むことで、少しずつ効果が出てくるものです。
これらの方法は、お腹の脂肪を落とすことだけに効果があるわけではありません。お腹だけでなく、他の部分にも効果が出るはずですよ。ぜひ、毎日の生活習慣に取り入れてくださいね。
まとめ
お腹の脂肪を落とす方法☆生活習慣の改善でくびれを作る7つの術
・まずは歩こう
・インナーマッスルを鍛えよう
・炭酸ジュースは控えよう
・空腹を避けよう
・和食を取り入れよう
・寝る前におへそを見つめよう
・目標を決めよう