ビタミンB1欠乏症の原因となる身近な7つの生活習慣

原因となる身近な生活習慣をいくつか挙げていきますので、当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

ビタミンはエネルギー源や体を作る成分ではありませんが、人間が健全に成長し、健康的を維持するためには欠かせない栄養素です。

ビタミンには多くの種類があり、それぞれが大切な役割を持っています。

ビタミンB1は炭水化物の代謝に大きく関わっていて、特にブドウ糖をエネルギーに変えるときの潤滑油の役目という大きな働きがあります。ビタミンB1により糖質の分解が促進されることで、脳や神経のエネルギーが正常になり、脳の中枢神経、手足の末梢神経を正常に保ち、精神を安定させます。

このビタミンB1が何らかの原因で不足すると、脚気や多発性神経炎、疲労感、食欲減退などの症状を引き起こします。

このようなビタミンB1欠乏症を引き起こす原因は様々ですが、日々の生活習慣が関係しています。

それではどのような生活習慣がビタミンB1欠乏症を引き起こすのでしょうか。原因となる身近な生活習慣をいくつか挙げていきますので、当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

 

ビタミンB1欠乏症の原因となる
身近な7つの生活習慣

 

バランスの良い食事を心がけていますか

ビタミンの一部を除いては体内で作ることができない物質ですので、食事から取り入れる必要があります。ビタミンB1欠乏症の予防のためと言って、ビタミB1だけを摂取しても体にはよくありません。

栄養素はその働きによって、エネルギーになる糖質や脂質・体を作るたんぱく質やミネラル・体の調子を整えるビタミンとミネラルと大きく3つに分けることができます。

バランスの良い食事とはこれらの3つの要素を必要量に見合った分だけ取り入れられる食事のことを言います。

ビタミンB1は水溶性のビタミンですので、過剰に摂取しても体外へ排出されてしまうため、体に貯蓄することができません。バランスの良い食事を心がけながら、ビタミンB1欠乏症にならないようにしっかり摂取しましょう。

 

* インスタント食品を多く食べていませんか

忙しくて、ついインスタントラーメンやレトルト食品で食事を済ませてしまうという人は多いと思います。

最近ではインスタント食品の利用増加にともなって、ビタミンB1欠乏症の一つである脚気が報告されています。インスタント食品には糖質(炭水化物)や脂質が多く含まれていますが、ビタミンやミネラルはほとんど含まれません。

たまにインスタント食品で食事を済ませる分には問題ありませんが、毎日インスタント食品ばかりですと、ビタミンB1欠乏症以外にも深刻な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

インストンと食品はできだけ控えるようにし、もし食べる場合はサラダや野菜ジュースを一緒に摂るなどして不足している栄養素を補うようにしましょう。

 

精製された炭水化物ばかりとっていませんか

ビタミンB1は米ならヌカの部分など、穀物の胚芽部分に多く含まれています。

日本人の主食はごはんですが、ほとんどの人はビタミンB1が豊富に含まれているヌカを取り除いた精白米を食べています。白小麦粉や上白糖など高度に精製されたものも、ビタミンB1が少なくなっています。

副菜などでビタミンB1を補うことが難しい場合は、精製されていない玄米や胚芽米、麦ごはん、全粒粉のパンなどにすることも一つの方法で、また砂糖も黒砂糖やキビ砂糖など、精製されていないものを使うことでもビタミンB1不足を補うことができます。

 

休肝日は作っていますか

適量のアルコールは血行を促進し、体を温める効果がありますが、過度のアルコールは様々な健康被害を引き起こします。アルコールを代謝する時に、大量のビタミンB群を消費します。その中でも最も消費するのがビタミンB1です。

ビタミンB1にはアルコールに含まれる糖分をエネルギーに変える働きがあります。

アルコールを飲むことでビタミンB1が大量に消費され、さらにアルコールがビタミンB1の吸収を妨げるため、ビタミンB1欠乏症になりやすくなってしまうのです。

重度のアルコール依存症の人は、ほとんどがビタミンB1欠乏症と言われています。ビタミンB1欠乏症にならないためにも、しっかりと食事からビタミン類を摂取することも大切ですが、過度の飲酒を控えることも重要です。

週に1〜2日休肝日をつくり、深酒をしないように心がけましょう。

 

ストレスを発散できていますか

最近ではストレス社会とも呼ばれるように、多くの人が何かしらのストレスにさらされながら生活しています。

人間関係や将来への不安、仕事、学校などストレスの原因は様々ですが、日常に潜むストレスを心身に受けてしまことで、体内からビタミンが失われてしまいます。

特にビタミンB1はストレスのビタミンとも呼ばれ、ストレスとの関係が深く、ストレスを受けると消費量が多くなります。

ビタミンB1は脳の中枢神経を正常に保つ働きがあるため、不足しまうとイライラや不眠、めまい、記憶力の低下などを引き起こしてしまいます。

ストレスに強い体を作るためにもしっかりとビタミンB1を補給し、運動や趣味などで日頃からストレスを発散することが大切です。

 

健康のために禁煙はできていますか

喫煙が与える健康への弊害については、広く周知されているといえます。

ガンや動脈硬化などのリスクが高まるだけではなく、タバコは脳にも体にも影響するストレス源なのです。タバコという肉体的なストレスを処理するために、多くのビタミンが消費されます。

もちろんビタミンB1も多く消費されますので、喫煙者はビタミンB1欠乏症になりやすいと言えるでしょう。

健康のためにも禁煙をすることが一番ですが、すぐにやめるのは難しいかもしれません。

喫煙者は食事などから通常より多くのビタミンを摂取することを心がけ、できるだけタバコは控えるようにしましょう。

 

激しい運動を連日おこなっていませんか

激しい運動をする人は当然大きなエネルギーを必要とするため、それに見合ったビタミンやミネラルが必要になります。

特にビタミンB1は糖質をエネルギーに変える酵素の補助的な役割があるため、激しい運動を行うとその消費は多くなります。

ビタミンB1が不足すると糖分の代謝がうまくできなくなるため、乳酸などの疲労物質がたまって疲れやすくなり、なかなか疲労が回復しにくくなってしまいます。

激しい運動をする人ほど食事から摂った栄養をエネルギーに変えるためのビタミンB1を多く摂取するように心がけましょう。

 

当てはまるものはいくつありましたか。

明治時代から昭和初期に大流行した脚気も、このビタミンB1欠乏症の一つです。

当時は栄養事情が貧困なことに加え、精白米を主食にしたことでビタミンB1が不足して流行した病気ですが、飽食の時代と言われている現代にもこれらの生活習慣が原因で脚気と診断される人が増えているそうです。

重度のビタミンB1欠乏症になるとウェルニッケ・コルサコフ症候群を引き起こし、身体の麻痺や健忘症などの精神疾患症状が現れることもあります。

ビタミンB1欠乏症を予防するためにも、豚肉やうなぎ、玄米などビタミンB1を多く含む食品を積極的に食べるようにしましょう。

またビタミンB1欠乏症は、同時に他のビタミンやミネラルも不足していることになります。天然の食品から得られるビタミンやミネラル全般をしっかりと摂取し、ビタミン欠乏症の原因になる生活習慣を見直していきましょう。

 

まとめ

ビタミンB1欠乏症の原因となる身近な7つの生活習慣

・バランスの良い食事を心がけていますか
・インスタント食品を多く食べていませんか
・炭水化物ばかりの食事になっていませんか
・休肝日は作っていますか
・ストレスを発散できていますか
・健康のために禁煙はできていますか
・胃腸の調子は整っていますか


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