最近、3か月で20キロダイエットという表現をよく耳にするようになりました。きっかけは、あるタレントのダイエットが3か月で20キロ痩せたというものだったことですが、それ以前からも3か月で20キロというダイエットの目標値はよく使われてきていた表現です。
それでは何故3か月で20キロかというと、3か月というのは極端なダイエットなどを行っても、人間の身体が健康を維持できるギリギリの期間だということなのです。本当に痩せる気があるのなら、3か月を限度に、ギリギリ頑張るというストイックなダイエットです。
人によっては長期にわたって、穏やかにダイエットした方が向いている人もいます。ストイックに短期間で結果を出すほうが向いている人もいます。ダイエット方法を選ぶのはあなた自身です。
もしも短期で結果を出したいのであれば、ぜひこれからご紹介する7つの項目を参考にして下さい。様々なダイエット方法の情報は沢山出回っていますが、基本的なことであってかつ重要なこと、それなのに実は忘れられていることが多い7つのことです。
これらを参考にして、決して身体を壊すことなく、確実に結果を出しましょう。
20キロダイエットを3ヶ月で成功させる計画!
7つの段階
必ずカロリーについて知っておきましょう
人間は、食べ物からカロリーを摂取することで生きています。その摂取カロリーが過剰になることで、身体は肥満となります。つまり、摂取カロリーを減らせば、誰でも痩せることができるのです。
ですが、肥満傾向のある人は、自分の食べているもののカロリーや、自分が一日にどれくらいのカロリーを消費しているかということに、真剣に向き合っていないことが多くみられます。
18歳以降の成人女性のおよその基礎代謝(簡単に言うと、何もしなくても消費されるカロリーです)は、1,100カロリーを少し超える程度です。それでは、今日あなたの食べたものは何キロカロリーでしたか?
ご飯をお茶碗に軽く1杯140gで235キロカロリーです。一般的なチョコレートケーキやスフレチーズケーキは、1個350キロカロリーです。これを知っていなければ、ダイエットは不可能です。
目標を持ちましょう、そして脳をだましましょう
ダイエットを始める際には、明確に目標を持ちましょう。もちろん数値も大切ですが、目に見える目標を一つ持ちましょう。
痩せてこんな風になりたいなと思っている目標のモデルさんの写真などを用意して、それを毎日眠る前に眺めながら、自分の理想のスタイルをイメージして脳に叩き込みます。脳には真似をするという働きがあり、眠る前に潜在意識に働きかけながら取り込まれたイメージを自分のものとして変えていくという作用をすることが分かっているからです。
現実から目をそらさないようにしましょう
毎日眠る前に自分が痩せて綺麗になったイメージを脳に焼き付けるのとは逆に、つねに毎日自分がどれくらい食べているか、体重の変化はどうだったかを記録するようにします。こうして毎日メモをすることだけで、気が付いたら20キロダイエットに成功していたという人も多いのです。
もし誘惑に負けてチョコレートケーキを食べてしまったとしましょう。ケーキを食べる時には飲み物も飲みますね。その時メモにチョコレートケーキ350キロカロリーとカフェラテ150キロカロリーを書き込みます。その数値を見たら、今日はカロリーを控えないといけないな、と意識することができるはずです。
栄養不足にならないよう、考えて食べましょう
特別にスポーツジムでダイエットプログラムに取り組んでいるとかでない限り、3か月で20キロ痩せるためには、摂取カロリーは一日1,200キロカロリー程度に抑えなければ実現は無理でしょう。
ですが、栄養不足になっては、リバウンドが心配です。特に女性の場合は、1か月に2キロ以上痩せると、生理がとまってしまう危険性があります。ですが、これも個人差があり、3か月で20キロ痩せても大丈夫な女性もいます。
とにかく、身体が栄養失調にならないように、栄養のある食べ物食べることが大切です。お菓子や脂質、過剰な炭水化物、ジュースやアルコールは一切やめても健康に被害はありません。
生活習慣を考え直しましょう
肥満気味の人というのは、痩せている人とは生活習慣が違っている部分が多いのです。
早寝早起き。お菓子などを買いだめしない。自炊する。掃除や洗濯をこまめにする。少しの距離なら歩く。シャワーでなく湯船にしっかりと浸かる。ゆっくりと噛んで食事を楽しむ。ながら食べはしない。食事の時間を決めて食べる。ファッションに気を使う。体型の隠れるお洋服を選ばすに、身体にフィットしたお洋服を選ぶ。
この中にもし一つでも出来ていないことがあれば、些細なことと思わずに改善してみてください。そのちょっとのことが、3か月で20キロを実現させるのです。
しっかりと睡眠をとりましょう
睡眠をしっかりとることは、ダイエットに効果抜群です。22時から2時の間に分泌が活発になると言われている成長ホルモンには、代謝を促進させる効果があります。
また、質の良い睡眠をとることで、脂肪や糖質を分解する働きをするコルチゾールという成分の分泌を活発にすることができます。質の良い睡眠は、食欲を増進させるホルモンの分泌を抑制し、食欲を抑える働きをするホルモンをしっかりと分泌させるということが分かっています。
夜22時に眠ることは無理であっても、日付が変わる前にはベッドに入りましょう。お腹が空いて食べ物に手を出したくなる気持ちを抑える為にも、早寝早起きは大切です。
ダイエット外来を利用することも考えてみましょう
肥満傾向の強い方には、医療機関のダイエット外来に頼るという方法もあります。また、美容内科でも肥満の相談にのってもらうことができます。肥満の裏に健康上の理由がある事も考えられるので、肥満傾向の強い方は一度は受診してみると良いでしょう。
医療機関では、診察によって、厚生労働省で認可された食欲抑制剤を処方してもらうことができます。また、美容内科では食欲抑制剤の他、脂肪吸収抑制剤を取り扱っているところもあり、診察によって購入することができます。料金はお薬のみの料金が、1週間分5,000円から10,000円程度です。
さて、ダイエットを始めようという方は、自分にできそうなダイエット方法を既に頭の中に思い描いていることと思います。ですが、挫折しないためには、基本的なことをしっかりと押さえておくことがとても重要です。
ここに挙げた7つの事柄は、どんなダイエットを始める方にも共通して大切な基礎となる事柄ですので、3か月で20キロダイエットを始める前には、必ず確認してください。
ただし20キロという大幅なダイエットは、体に負担がかかる挑戦です。あなたの体重が本当にそれだけの減量が必要なほどなのか、始める前に再考してから、開始してください。
それでは、3か月後の素敵なあなた自身をイメージして、3か月で20キロダイエットを始めましょう。
まとめ
20キロダイエットを3ヶ月で成功させる計画!7つの段階
・必ずカロリーについて知っておきましょう
・目標を持ちましょう、そして脳をだましましょう
・現実から目をそらさないようにしましょう
・栄養不足にならないよう、考えて食べましょう
・生活習慣を考え直しましょう
・しっかりと睡眠をとりましょう
・ダイエット外来を利用することもできます